記事は現地取材でより深く。デザインも刷新。

干支(十二支)ゆかりの神社&お寺|関西|現地取材で

一般的に干支と呼ぶ十二支を記した方位盤

「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の12分類からなり、その年の傾向や人の宿命などをかたどる「十二支」(じゅうにし)。

十二支は、12種類の動物に見立てた「干支」(えと)と言った方が通りがよく、「私は子(ねずみ)年生まれ」「2022年は寅(とら)年」という具合に語られています。

とくに自分の干支(十二支)と同じ年がめぐってくると、「年男・年女」として12年に1度の特別な年に

また自分の干支にゆかりの深い寺社を「守り神」「守り本尊」としてあがめる向きも少なくありません。

それは、白蛇を神様の化身として祭る神社だったり、羊の像が横たわるお寺だったり。

 

「占いなど信じない」という人ですら、干支にまつわるジンクスは少し気になるところ。

今回は、そんな十二支にゆかりの深い関西の寺社をまとめました。

SNS映えする寺社も掲載していますので、ぜひ参考にして下さい。

 

なお、寺社にも「相性がある」といわれます。

パワスポ編集局では、ちまたで噂される「パワースポットの属性説」についてまとめた記事も掲載しています。

興味のある方はこちらもお読みください。

行ってはいけないパワースポットや相性などの噂をまとめた記事はこちら

Contents

干支の順番と読み方は?

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥の順に数えられる干支(十二支)。

順番と読み方(訓読み)は以下の表にまとめています。

子(ね)2020年(令和2年)
丑(うし)2021年(令和3年)
寅(とら)2022年(令和4年)
卯(う)2023年(令和5年)
辰(たつ)2024年(令和6年)
巳(み)2025年(令和7年)
午(うま)2026年(令和8年)
未(ひつじ)2027年(令和9年)
申(さる)2028年(令和10年)
酉(とり)2029年(令和11年)
戌(いぬ)2030年(令和12年)
亥(い)2031年(令和13年)

 

子(鼠)ゆかりの神社&お寺

子年の象徴である鼠のイラスト

子(ね)は十二支の振り出しにあたり、動物の鼠(ねずみ)が当てられています。

関西で有名なのは、狛犬ならぬ狛鼠がある「大豊神社」(おおとよじんじゃ)と「大国主神社」(おおくにぬしじんじゃ)。

これは、大黒様(=大国主命)の眷属(神様の使い)が「鼠」というところからきています

とくに大国主命(おおくにぬしのみこと)は、「大己貴命」(おおなむちのみこと)、「大物主神」(おおものぬしのかみ)という呼び名もあり、全国の神社でお祭りされるメジャーな神様です。

子年生まれの方は、大国主命を祭る寺社をチョイスするのもひとつの手です。

大豊神社(京都)

京都で唯一狛鼠が鎮座する大豊神社

大豊神社(おおとよじんじゃ)は、「狛鼠」(こまねずみ)がいることで知られる神社です。

狛鼠のいるのは「大国社」というお社で、地元では「子授け」への信仰も寄せられています。

こちらで子宝を授かって、お礼参りにくる人も多いのだとか。

京都で狛鼠がいる神社は大豊神社だけで、ほかにも「狛猿」、「狛鳶」(こまとび)、「狛狐」、「狛蛇」などの像が立っています。

このほか大豊神社は、本殿背後の霊山から注ぐ「御神水」や「良縁招福の石」など見どころもたくさん。

大豊神社の詳しい情報はこちら

基本情報

  • 住所:京都市左京区鹿ヶ谷宮ノ前町1
  • 電話:075(771)1351
  • 拝観時間:境内自由

大国主神社(大阪)

金運アップのご利益で知られる大国主神社と狛鼠

大国主神社(おおくにぬしじんじゃ)は、大阪で唯一狛鼠(こまねずみ)がいる神社です。

神社としては珍しく、巨大な大黒天像「日出大国像」(ひのでだいこくぞう)がお祭りされているのも特徴です。

とくに注目を集めているのが、大国主神社で授与されている「種銭」(たねせん)。

宝くじの当選にご利益があると一時は入手困難にさえなりました。

大国主神社の詳細をまとめた詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:大阪府大阪市浪速区敷津西1-2-12
  • 電話:06(6641)4353
  • 拝観時間:境内自由

丑(牛)ゆかりの神社&お寺

丑年の象徴である牛のイラスト

十二支の第2は丑(うし)。

日本では動物の牛になぞらえられています。

牛ゆかりの神社といえば、学問の神様「菅原道真公」をお祭りする天神社ですが、関西では「北野天満宮」(きたのてんまんぐう)、「大阪天満宮」(おおさかてんまんぐう)が有名です

最寄りの神社が天神社の場合は、そちらを参拝するのが吉。

ちなみに丑は、「紐」(ひも)からきており、種子が芽吹く前段階を指すのだとか。

北野天満宮(京都)

天神信仰の神社で必ずみかける牛の像

北野天満宮(きたのてんまんぐう)は、学問の神様「菅原道真」(すがわらのみちざね)公を祭る神社で、全国に約1万2000社ある「天神社」「天満宮」系列の総本社にあたります。

牛が「天神様(道真公)の使い」と見なされるようになったのは、道真公が自身の亡骸(なきがら)を「人にひかせず牛の行くところにとどめよ」と語った遺言にちなみます。

実際、公の亡骸を乗せた牛車は突然座り込んで動かなくなり、埋葬先を伝えたとされます。

丑の像は「触れるとご利益がある」と言われますが、詳細は「正しい触れ方」などをまとめた個別記事にて。

北野天満宮の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:京都市上京区馬喰町
  • 電話:075(461)0005
  • 閉開門時間:AM5:30~PM5:30(10月~3月)

大阪天満宮(大阪)

大阪天満宮の本殿

大阪を代表する天神社といえば「大阪天満宮」(おおさかてんまんぐう)です。

日本三大祭りのひとつ「天神祭」で知られる神社で、受験シーズンになると難関校突破を目指す受験生らの通り抜け参拝でにぎわいます。

歴史に裏打ちされたディープなパワースポットでもあり、丑年生まれの方に限らずおすすめ。

「願い玉」という極端に難しい願掛けも。

詳細は個別記事をご参照ください。

大阪天満宮の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:大阪市北区天神橋2-1-8
  • 電話:06(6353)0025
  • 拝観時間:AM9:00~PM5:00

虎(寅)ゆかりの神社&お寺

寅年を象徴する虎のカット写真

十二支の第3は寅(とら)。

動物の「虎」が当てられています。

虎を眷属(神様の使い)に従える神様といえば、毘沙門天(びしゃもんてん)ですが、その毘沙門天を祭る寺社で有名なのが「鞍馬寺」(くらまでら)と「信貴山」(しぎさん)。

どちらも神社ではなくお寺であり、「パワースポット」としてもおすすめです。

ちなみに紀元前の古代中国では、もともと「螾」という字を当て、春が来て樹木が伸びる状態を意味していたとされます。

鞍馬寺(京都)

鞍馬寺の狛虎

鞍馬寺(くらまでら)は「京都最強」との呼び名の高いパワースポットで、福徳の神「毘沙門天」(びしゃもんてん)をお祭りするお寺です。

本堂前の石畳に描かれた六芒星が有名で、「宇宙につながる場所」として行列ができることもしばしば。

また鞍馬寺は「650万年前に魔王が降臨した地」というミステリアスな歴史に加え、天狗伝説なども語り継がれています。

阿吽(あうん)の虎の像は、山門の両脇を陣取る格好で鎮座していて、口を開いているのが「阿」、閉じているのが「吽」。

「あ」からはじまり「ん」で終わることから、宇宙全体をあらわしているそうです。

鞍馬寺の詳しい情報はこちら

基本情報

  • 住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
  • 電話:075(741)2003
  • 拝観時間:AM9:00~PM4:30
  • 愛山費(≒拝観料):300円

信貴山・朝護孫子寺(奈良)

虎にゆかりの深い信貴山と世界一福寅

写真提供:信貴山・朝護孫子寺

奈良で虎ゆかりの寺院といえば「信貴山・朝護孫子寺」(ちょうごそんしじ)です。

真言宗のお寺で、ご本尊は毘沙門天(びしゃもんてん)。

地元では「信貴山の毘沙門さん」と親しまれています。

暗闇のなかを歩く「戒壇巡り」や四国八十八カ所巡りと同等のご利益がある「開山堂」など、「願掛けのテーマパーク」のような楽しさも魅力です。

基本情報

  • 住所:奈良県生駒郡平群町信貴山2280-1
  • 電話:0745(72)2277
  • 拝観時間:AM9:00~PM4:30

卯(兎)ゆかりの神社&お寺

卯年を象徴する兎をモチーフにした看板

十二支の第4は卯(う)。

動物でいうところの兎です。

兎にゆかりの深い神様といえば、住吉大神とともに、伝説の女帝「神功皇后」(じんぐうこうごう)を祭る住吉大社。

また、「菟道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)も兎を眷属に従える神様。

このほか兎を神使に位置づける神社では、京都の岡崎神社が有名です。

ちなみにチベットやタイの十二支では、「兎」でなく「猫」が当てられているのだとか。

宇治神社(京都)

兎の像が鎮座する宇治神社の手水舎

宇治神社(うじじんじゃ)は、兎(うさぎ)を眷属として従える神様「菟道稚郎子命」(うじのわきいらつこのみこと)をお祭りする神社です。

世界遺産である「平等院」や「宇治上神社」のほど近くにあり、境内のあちこちに「みかえり兎」が見られます。

このうさぎを使った独特の願掛けや神社公認のパワースポットなどもあり、卯年生まれの方でなくとも楽しめます。

詳細は個別記事をご参照ください。

宇治神社の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:京都府宇治市宇治山田1
  • 電話:0774(21)3041
  • 駐車場:1日700円(35台)
  • 拝観時間:境内自由

住吉大社(大阪)

兎にゆかりの深い住吉大社の太鼓橋

住吉大社(すみよしたいしゃ)の創建は、辛卯年の卯月の卯日――。

このご縁から、住吉大社では兎を神様の使いとしてあがめるようになりました。

境内のあちこちにうさぎの像がみられ、お守りや御朱印帳のなかにも兎の姿が刻まれています。

とくに住吉大社は願掛けのテーマパーク然とした楽しさがあり、万人におすすめです。

正しい参拝順路や驚愕のご利益話などを含め、詳しくは個別記事を参考にしてください。

住吉大社の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 電話:06(6672)0753
  • 住所:大阪府大阪市住吉区住吉2-9-89
  • 参拝時間:AM6:00 ~PM5:00(10月~3月はAM6:30~PM5:00)
  • 駐車場:普通車1時間200円(約200台、以後30分毎100円)

東天王岡崎神社(京都)

岡崎神社の狛兎

東天王岡崎神社(おかざきじんじゃ)は、八坂神社同様、素戔嗚尊(すさのおのみこと)とそのファミリーをお祭りする神社です。

岡崎神社はとくに子授けの信仰が厚く、境内には神様の使いである狛兎の姿も。

兎を神使に位置づけているのは、その昔、地域一帯が野兎の生息地だったことにちなみます。

手水舎にある「子授けうさぎ像」は、水をかけ、お腹をさすって祈願すると子宝・安産のご利益があるとされます。

また「うさぎおみくじ」は、とても可愛いと評判で、午前中のうちに完売することもしばしば。

基本情報

  • 住所:京都市左京区岡崎東天王町51
  • 電話:075(771)1963

辰(龍)ゆかりの神社&お寺

辰年を象徴する龍の天井画

辰(たつ)は十二支の第5。

十二支で唯一、霊獣の龍が当てられています。

龍は眷属というよりも、神様そのものとしてあがめられる存在でもあります

龍神様を代表的する高龗神(たかおかみのかみ)を祭る神社の総本社といえば、京都を代表するパワースポット「貴船神社」(きふねじんじゃ)。

ほかにも、本殿直下に龍が眠るとされる「八坂神社」や「室生龍穴神社」(むろうりゅうけつじんじゃ)なども挙げられます。

関西はとくに龍神にまつわる神社が多く、別記事でもまとめています。

興味のある方はぜひ参考にしてください。

関西に鎮座する龍ゆかりの寺社まとめはこちら

伏見神宝神社(京都)

伏見神宝神社の狛龍

伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)は稲荷山のふもと、伏見稲荷大社の本殿から歩いて10分ほどのところにある神社です。

龍にゆかりが深く、狛犬ならぬ狛龍が本殿両脇を固めています。

また、龍の神様に捧げる祝詞(のりと)や龍の玉を転がすユニークな願掛けも。

竹取物語とのゆかりでも有名で、絵馬のデザインは「かぐや姫」がモチーフになっています。

伏見神宝神社の詳しい情報はこちら

  • 住所:京都市伏見区深草笹山町15
  • 電話:075(642)5838
  • 参拝時間:境内自由

貴船神社(京都)

龍神を祭る貴船神社と灯籠の列

貴船神社(きふねじんじゃ)は、日本三大縁結びのひとつに数えられる神社です。

古来から水をつかさどる龍神様「高龗神」(たかおかみのかみ)をお祭りしており、奥院に日本を代表する「龍穴」が眠るパワースポットとしても知られています。

慈雨・止雨を祈願する絵馬発祥の地として、馬とのゆかりを指摘する向きもありますが、辰年生まれの方にこそピッタリの神社といえそう。

ご利益を高める参拝の順番や貴船神社に湧く不思議な霊水などの情報を含め、詳しくは個別記事をご覧ください

貴船神社の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
  • 電話:075(741)2016
  • 拝観時間:AM6:00~PM8:00(12月~4月はPM6:00まで)

室生龍穴神社(奈良)

室生龍穴神社の龍穴遥拝所

室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)は、高龗神(たかおかみのかみ)という龍神を祭る神社です。

関西の隠れたパワースポットでもあり、コアな参拝者が多いことで知られます。

参拝したおり、日本三大龍穴のひとつ「妙吉祥龍穴」は必見です。

龍穴に祈りをささげるための遥拝所は、滝の音が耳に心地よく、とても質の高い「癒しの空間」になっています。

⇒室生龍穴神社の詳しい記事はこちら。

基本情報

  • 住所:奈良県宇陀市室生1297
  • 電話:0745(93)2177
  • 拝観時間:境内自由

巳(蛇)ゆかりの神社&お寺

極めて珍しい白蛇の写真

十二支の第6は巳(み)。

動物の蛇が当てられています。

蛇は「神様の使い」と見なされる一方で、「神様の化身」としてあがめられる存在でもあります。

とくに白蛇を神様の化身とするのは「大神神社」(おおみわじんじゃ)。

また弁財天を祭る「天河神社」(てんかわじんじゃ)や「竹生島」(ちくぶじま)なども、蛇にゆかりが深い寺社といえます。

弁財天という女神様は、蛇の身体を持つ神様「宇賀神」(うがじん)と同一視されるからです。

大神神社(奈良)

大神神社の手水舎に鎮座する白蛇の像

神道の聖地であり、奈良最強のパワースポットのひとつといえる大神神社(おおみわじんじゃ)。

神社が形になる以前から存在する神域で、「おおみわ」というのも日本古来の読み。

白蛇を神様の化身としてあがめる信仰が根付いており、白蛇の目撃談も後を絶ちません。

立ち入りの許されない禁足地だった御神体の三輪山への登拝も可能になりましたが、「中でみたもの起きたことの詳細は語るべからず」とのルールは健在です。

詳細は個別記事をご参照ください。

大神神社の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:奈良県吉野郡天川村坪内107
  • 電話:0747(63)0558、0747(63)0334
  • 参拝時間:境内自由(授与所はAM7:00~PM5:00)

竹生島(滋賀)

竹生島宝厳寺の本堂

竹生島は琵琶湖に浮かぶ神秘の島で、島自体が巨大な一枚の岩(花崗岩)からなるパワースポットです。

島内には「宝厳寺」と「竹生島神社」というお寺が同居しています。

このうち宝厳寺のご本尊は「弁財天」で、江ノ島・宮島と並ぶ「日本三大弁財天」のひとつが安置されています。

また竹生島神社には「市杵島比売命」(いちきしまひめのみこと)と「宇賀福神」(うがふくじん)がお祭りされていますが、いずれも「弁財天と同じ存在」と捉えられています。

アクセスは「船のみ」となります。

竹生島の詳しい情報はこちら

基本情報

  • 住所:滋賀県長浜市早崎町1821
  • TEL:宝厳寺 0749(63)4410、竹生島神社 0749(72)2073
  • 拝観料:大人400円、小学生300円

 

天河神社(奈良)

天河神社の本殿

天河神社(てんかわじんじゃ)は奈良の秘境にある神社で、芸能や財運などをつかさどる「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)をお祭りしています。

市杵島姫命は弁財天と同一視される神様で、巳(へび)にゆかりの深い神社との見方もできます。

とくに天河神社は、奈良最強のパワースポットのひとつであり、神前でマントラ(真言)を唱える参拝方法など他との違いを印象付けます。

アクセスの悪さがネックになりますが、「呼ばれないとたどり着けない」などのジンクスも。

個別記事では、天河神社の見どころや管理人が経験した不可解な出来事などを紹介していますので、ご興味のある方はぜひお読みください。

天河神社の詳しい個別記事はこちら。

 

天河神社 基本情報

  • 住所:奈良県吉野郡天川村坪内107
  • 電話:0747(63)0558、0747(63)0334
  • 参拝時間:境内自由



午(馬)ゆかりの神社&お寺

午年を象徴する馬のカット写真

十二支の第7は午(うま)。

動物では馬をあらわします。

関西で馬にまつわる神社といえば、藤森神社(ふじのもりじんじゃ)がとくに有名。

また、少しマニアックなところでは、田中神社(たなかじんじゃ)も馬にゆかりの深い神社です。

いずれも京都競馬場のある京都市伏見区にあり、馬とのかかわりを一段と印象付けます

このほか、馬にちなんだ関西の神社として、神馬がいる「上賀茂神社」や流鏑馬で知られる「下鴨神社」の名前が挙がることもあります。

藤森神社(京都)

「馬の神様」といえば、全国区で有名なのが藤森神社(ふじのもりじんじゃ)。

藤森神社は平安京が開かれる以前から存在する古社で、古来より「勝運と馬の神社」としてあがめられてきました。

馬の曲乗り然とした駈馬神事(5月5日)もその一環。

また藤森神社には、学問の祖神としてあがめられる日本書紀の編者「舎人親王」もお祭りされているため、「学問の神社」という側面もあります。

このほか、菖蒲の節句(子どもの日)の発祥地として知られます。

基本情報

  • 住所:京都市伏見区深草鳥居崎町609
  • 電話:075-641-1045

田中神社(京都)

馬にゆかりの深い田中神社の拝殿

田中神社(たなかじんじゃ)は、八坂神社の御祭神として知られる厄除けの神様「素戔嗚尊」(すさのおのみこと)とそのファミリーをお祭りする神社です。

馬にゆかりが深く、古くから運送御者らが信仰を寄せてきた神社です。

もともとは桂川のほとりにありましたが、明治時代の鉄道の開通に伴い、いまの地に移りました。

鎮座地のすぐそばに京都競馬場が立地していることもあって、競馬ファンや騎手、午年生まれの人たちからの崇敬も集めています。

境内には、疳の虫(かんのむし)を抑える「北向虫八幡宮」もあります。

基本情報

  • 住所:京都府京都市伏見区横大路天王後51
  • 参拝時間:境内自由

未(羊)ゆかりの神社&お寺

未年を象徴する羊のイラスト

十二支の第8は未(ひつじ)。

動物の「羊」が当てられています。

関西で羊にまつわるお寺と言えば、十三参りで有名な「虚空蔵法輪寺」(こくうぞうほうりんじ)。

神社については、「下鴨神社」や「伏見稲荷大社」の一角にお祭りされている程度です。

関西ではほとんど見当たりません。

虚空蔵法輪寺(京都)

虚空蔵菩薩の使いとされる虚空蔵法輪寺の羊の像

智福山・虚空蔵法輪寺(こくうぞうほうりんじ)は、嵐山渡月橋(とげつきょう)のほど近く、地元では子供が知恵を授かる「十三参り」と「針供養」で有名なお寺です。

ご本尊は、菩薩のなかで13番目に生まれたとされる「虚空蔵菩薩」。

そして虚空蔵菩薩の使いとされるのが、本堂の向かいに立つ羊というわけです。

「嵯峨の虚空蔵さん」の愛称で親しまれる法輪寺、拝観料は無料。

電気関連業界からの崇敬を集める「電電宮」やご本尊のjpg画像を収めた「microSD御守」など、一風変わったところも魅力です。

基本情報

  • 住所:京都市西京区嵐山虚空蔵山町
  • 電話:075(862)0013
  • 拝観時間:AM9:00~PM5:00

申(猿)ゆかりの神社&お寺

申年を象徴する猿のカット写真

十二支の第9は申(さる)。

動物の猿が当てられています。

格式の高い神社で「猿」といえば、日吉大社(ひよしたいしゃ)。

日吉大社は全国に約3200社ある「日吉神社」「日枝神社」「山王神社」の頂点に立つ総本宮で、方除け・厄除け・厄払いのご利益で知られます。

一方、お寺では「日本三大庚申」のひとつ、京都の八坂庚申堂(やさかこうしんどう)が有名です。

境内には「見ざる・言わざる・聞かざる」の三猿や「くくり猿」というカラフルな願掛けのお守りが至る所に奉納されています。

Instagramなどを視野に入れてお参りされる場合は、八坂庚申堂がおすすめです。

日吉大社(滋賀)

日吉大社の猿の木彫り像

日吉大社(ひよしたいしゃ)は、東京ドーム10個分の広さを誇る巨大な神社で、厄除け・厄払いのご利益で知られます。

日吉大社といえば、神の使いとされるお猿「神猿」(まさる)が有名。

社務所前の「神猿舎」では、実際に2匹の愛らしいお猿が暮らしています。

また参道には猿の霊石、楼門の屋根下には猿の像も。

この地域には猿にまつわる不思議な逸話が多く残される点からも、日吉大社は関西随一、猿にゆかりの深い神社といえそうです。

そのあたりのルーツなども含め、日吉大社の詳しい情報は個別記事をご確認ください。

日吉大社の詳しい情報はこちら

基本情報

  • 住所:滋賀県大津市坂本5-1-1
  • 電話:077(578)0009
  • 参拝時間:境内自由
  • 入苑協賛料:大人300円(中学生以上)、小人150円、小学生以下無料

八坂庚申堂(京都)

鮮やかなくくり猿が奉納される金剛寺

「全国の庚申信仰の発祥」といわれ、庚申さんの愛称で親しまれる天台宗のお寺「金剛寺」(こんごうじ)。

八坂庚申堂(やさかこうしんどう)といった方が通りがよく、フォトジェニックなSNSスポットとして人気を博しています。

最大の見どころは、境内の至るところに奉納されたお守り「くくり猿」。

欲望のままに動けぬよう、手足を縛られた猿の姿をしていて、「一つの欲を我慢すればどんな願いでもかなえてくれる」という種の願掛けだそうです。

カラフルでポップな感じが人気の秘密ですが、金剛寺はあくまでもお寺。

「写真はお参りしてから」との注意書きも。

基本情報

  • 住所:京都府京都市東山区金園町390-1
  • 拝観時間:AM9:00~PM5:00

酉(鳥)ゆかりの神社&お寺

酉年を象徴する鳥をイメージした風見鶏

十二支の第10は酉(とり)。

いわずもがな鳥です。

関西で鳥にゆかりの神社といえば、まず石上神宮が挙げられます。

石上神宮は、魂を活性化させる「神道の秘技」をいまに伝えるパワースポットで、境内には「神様のお使い」とされるカラフルな神鶏の姿も。

また、石清水八幡宮に祭られる御祭神の使いは、平和の象徴でもある「鳩」であり、可愛い「はとみくじ」なども人気。

このほか、和歌山の熊野三山や下鴨神社も、初代天皇の案内役を務めた「八咫烏」(やたがらす)とのゆかりから、酉年生まれの人から支持を集めています。

石上神宮(奈良)

石上神宮の神鶏

石上神宮(いそのかみじんぐう)は、とてもカラフルな神鶏が境内に放たれている格式の高い神社です。

お祭りされている神様は、何と「神剣に宿る魂」。

健康長寿や諸願成就のほかに、起死回生や除災などのご利益で知られます。

聖剣「七支刀」が出てきたり、国宝の拝殿があったりと、とにかく話題豊富な石上神宮ですが、魂を活性化させる「石上鎮魂法」と呼ばれる神道の秘技まで伝えられています。

⇒石上神宮の詳しい個別記事はこちら。

基本情報

  • 住所:奈良県天理市布留町384
  • 電話:0743(62)0900
  • 拝観時間:AM5:30頃~PM5:30(※季節ごとに変動)

石清水八幡宮(京都)

石清水八幡宮の鳩みくじ

国家第二の宗廟といわれ、厄除け・厄払いのご利益で知られる石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう)。

歴代の天皇が足を運んできた格式の高い神社で、パナソニックの創業者、故・松下幸之助氏をはじめとする関西財界人らの崇敬も集めています。

石清水八幡宮では、古来より鳩を神使に位置づけ、境内のいたるところにその姿が確認できます。

二羽の鳩を「八の字型」に並べた御朱印や「鳩みくじ」がかわいいと評判です。

石清水八幡宮の詳しい記事はこちら

基本情報

  • 住所:京都府八幡市八幡高坊30
  • 電話:075(981)3001
  • アクセス:ケーブルカー「男山山上駅」から徒歩5分、もしくは京阪八幡市駅から徒歩40分

犬(戌)ゆかりの神社&お寺

戌年を象徴する犬の手形

十二支の第11は戌(いぬ)。

動物の犬が当てられています。

一般的な神社の場合、狛犬が鎮座しているため、特別犬にゆかりの深い神社は限られてきます

また三峰神社などにみられる狼への信仰についても、関東・中部地方が中心となり、関西は極めて限定的。

一方、お寺は京都の三寳寺(さんぽうじ)がおすすめです。

中本山・三寳寺(京都)

 

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三寳寺(さんぽうじ)は日蓮宗のお寺で、ご本尊は釈迦如来。

境内には妙見堂があり、戌年生まれの守護神としてあがめられる「戌の妙見様」がお祭りされています。

戌の妙見様の正体は「北辰妙見大菩薩」で、宗教の枠を超えて信仰を集める神仏です。

また境内には「子宝犬」の像も。

3匹の子犬を守る番犬の像で、子宝に恵まれるシンボルとして奉納されました。

ちなみに三寳寺は絵馬も犬のデザインになっています。

基本情報

  • 住所:京都市右京区鳴滝松本町32
  • 電話:075(462)6540
  • 拝観時間:AM9:00~PM4:00

亥(猪)ゆかりの神社&お寺

亥年を象徴する猪のイラスト

十二支のラストを飾るのは「亥」(い)。

動物では猪に見立てられています。

猪にゆかりの深い神社といえば、御王神社(ごおうじんじゃ)と愛宕神社(あたごじんじゃ)が有名です

また少しマニアックなところでは、滋賀屈指のパワースポット「伊吹山山頂」も白い猪に扮した神様と日本武尊(やまとたけるのみこと)の伝説などがあり、猪に関係の深い聖地といえます。

伊吹山にまつわる詳しい情報はこちら

御王神社(京都)

御王神社の狛猪

京都で猪にゆかりの深い神社といえば、「護王神社」(ごおうじんじゃ)です。

お祭りされる「和気清麻呂公命」(わけのきよまろこうのみこと)は、「足腰の守護神」として崇敬を集める神様で、猪にゆかりの深いことで知られます。

神門の両脇を固めるのも、狛犬ではなく狛猪(霊猪像=れいちょうぞう)。

亥年の三が日は参拝に2時間待ちの列ができ、あまりの多さゆえ。最終的に鈴緒が切れたといいます。

基本情報

  • 住所:京都府京都市上京区烏丸通下長者町下ル桜鶴円町385
  • 電話:075(441)5458
  • アクセス:地下鉄烏丸線「丸太町駅」or「今出川駅」から徒歩約8分

愛宕神社(京都)

愛宕神社の境内にある猪の彫刻

愛宕神社(あたごじんじゃ)は、平安京の西北にそびえる霊山「愛宕山」の山頂付近にある神社です。

全国にある愛宕神社の総本社に当たります。

とくに「防火・火伏せ」のご利益が有名ですが、片道2時間の登山となるため、参拝するにはそれなりの覚悟が求めらます。

愛宕神社と猪の接点は、御王神社の御祭神「和気清麻呂(わけのきよまろ)」公にあります。

愛宕神社はいにしえからの聖地といえますが、それを形にしたのが和気清麻呂公だったといわれます。

そのあたりの詳しい情報を含めて、個別記事では愛宕神社を深掘りして解説してます。

愛宕神社の詳しい話題はこちら

基本情報

  • 住所:京都市左京区嵯峨愛宕町1
  • 電話075(861)0658
  • 参拝時間:遅くともAM11:00までに入山

こんな決め方も

十二支をめぐっては、仏教の教えに立ち、「守り本尊」から参詣先を決める方法もあります。

たとえば千手観音で有名な関西のお寺といえば、三十三間堂。

文殊菩薩であれば天橋立のある知恩寺などといった具合です。

十二支守本尊真言(マントラ)
千手観音おん ばざら たらま きり
虚空蔵菩薩のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか
虚空蔵菩薩のうぼう あきゃしゃきゃらばや おん ありきゃ まり ぼり そわか
文殊菩薩のうぼう あらはしゃのう
普賢菩薩おん さんまや さとばん
普賢菩薩おん さんまや さとばん
勢至菩薩おん さんざんざん さく そわか
大日如来のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん
不動明王のうまく さんまんだ ばざらだん かん
大日如来のうまく さんまんだ ぼだなん あびらうんけん
阿弥陀如来おん あみりたていせい から うん
阿弥陀如来おん あみりたていせい から うん

干支は誤用?

動物になぞらえた呼び名でおなじみの干支(えと)ですが、本当は「十二支」(じゅうにし)と呼ぶのが正解です。

厳密には、12サイクルの十二支と10サイクルの十干(じっかん)を組み合わせて、60サイクルで表現したものが「干支」になります。

十干(じっかん)というのは、十二支同様、数をあらわす語で、甲(きのえ)、乙(きのと)、(ひのえ)、丁(ひのと)、戊(つちのえ)、己(つちのと)、庚(かのえ)、辛(かのと)、壬(みずのえ)、癸(みずのと)の10種類からなります。

つまり、本来の表現で2022年の干支をあらわすと、「壬寅」(みずのえとら)になるわけです。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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