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龍ゆかりの神社【関西】強運授かる!?厳選7選~定番から穴場まで~

宝玉を握る龍画

強運をもたらす神獣として、時代を超えて人々を魅了し続ける「龍」。

天空を駆けめぐる雄々しい姿はファンタジーの世界でもたびたびお目にかかりますが、古くは「水をつかさどる力の根源」として、慈雨や止雨への祈りが向けられる存在でした。

龍の鎮まる神社が往々にして「水源の近く」にあるのはそのためです

最近では特別な聖地に根差す「パワースポット」としての魅力にも注目が集まっています。

龍の姿を肉眼で捉えるのはちょっと難しいかもしれませんが、こうした神社に足を運んでみると、不思議な感覚を覚えたり、神秘的な出来事に遭遇したりする人が多いのも確か

雲の形からその存在を意識したり、急な天候の変化を「歓迎のサイン」と受け止めたり…。

そんな言い尽くされたジンクスとともに、直観のアンテナを高くするのがパワースポットめぐりを楽しむコツ

今回は「強運」を味方につけるべく、有名どころからディープな穴場まで、関西の「龍神ゆかりの神社」を厳選しました。

龍ゆかりの神社①貴船神社

貴船神社の奥宮の社殿

龍を祭る神社のなかで、最初にご紹介するのは「貴船神社」(きふねじんじゃ)です。

京都屈指のパワースポットとして知られる貴船神社は、水をつかさどる龍神をお祭りしていて、「運気アップ」のご利益で知られます。

なかでも、とくに見逃せないのは「奥宮」のお社

このお社の直下には、日本三大龍穴の一つに数えられる「特別な龍穴(りゅうけつ)」があります

気学の龍穴とは一線を画すもので、その神聖さゆえに、歴代の宮司ですら絶対に見ることは許されませんでした

それだけに貴船神社の奥宮は、龍を祭る「超一級の聖地」といっても過言ではありません。

 

ちなみに、貴船神社は「日本三大縁結び」の肩書も持ちますが、それは「結社」と呼ばれるお社のご利益。

詳細な情報は、下記の個別記事を参考にしてください。

貴船神社の詳しい情報はこちら

 

基本情報

  • 住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
  • 電話:075(741)2016
  • 拝観時間:AM6:00~PM8:00(12月~4月はPM6:00まで)

龍ゆかりの神社②室生龍穴神社

室生龍穴神社の拝殿

室生龍穴神社(むろうりゅうけつじんじゃ)は、貴船神社同様、奥宮に「日本三大龍穴」を抱える神社です。

とくに室生龍穴神社の龍穴は「妙吉祥龍穴」と呼ばれ、「龍がこもる場所」とされます。

確かな霊験をもって、かつてこの地を「雨乞いの一大聖地」たらしめたのも、龍穴の存在が大きかったといえそうです。

秘匿性(ひとくせい)が高い貴船神社の龍穴に対し、妙吉祥龍穴は公開されていて、遥拝所から拝観することができます

滝から響く清流の瀬音が耳に心地よく、いつまでもたたずんでいたくなるような、素晴らしい神域です。

 

一方本殿では、参拝者のなかに「龍がいる」と見上げる人の姿もありましたが、果たして真相やいかに。

参拝時の実体験として、筆者にも不思議な感覚があったのは紛れもない事実です。

室生龍穴神社の個別記事はこちら

 

基本情報

  • 住所:奈良県宇陀市室生1297
  • 電話:0745(93)2177
  • 拝観時間:境内自由

龍ゆかりの神社③龍鎮神社

龍鎮神社の滝つぼ

龍鎮神社(りゅうちんじんじゃ)は、秘境の聖地と呼ぶにふさわしい「超穴場」のパワースポットです。

コバルトブルーの滝つぼのそばにあり、いわゆるスピリチュアルな方の参拝も絶えません。

その神秘的な美しさに、最近、遠方から訪ねてくる人も増えているのだとか。

お祭りされる神様から創建の時期に至るまで、すべてが謎に包まれていた神社でしたが、宮司さんの協力を得て、パワスポ編集局が解き明かしました。

 

秘められた歴史のなかには、恐ろしい大蛇の伝説などもあるため、マナーには細心の注意が必要です

興味のある方は、個別記事を参考にしてください。

龍鎮神社の詳しい情報はこちら

 

基本情報

  • 住所:奈良県宇陀市榛原荷阪
  • 拝観時間:境内自由

※2019年夏の大雨による落石の影響で、龍鎮神社にはアクセスできない状況が続いていましたが、2019年11月上旬までに復旧しました。

すでに参拝可能な状態に戻っていますが、大雨の影響を受けやすい地点に鎮座するため、参拝時には注意が必要です。


龍ゆかりの神社④意賀美神社

意賀美神社の雨降りの滝

意賀美神社(おがみじんじゃ)は、「雨降りの滝」と呼ばれる美しい滝のある神社で、大阪でも穴場のパワースポットです。

かつて雨乞いの祈願が行われた聖地で、干ばつのときに滝つぼの水をすくって神前に捧げると「必ず雨が降った」と伝わります。

滝の高さは10mほどで、とても神秘的なたたずまい。

ご利益は、慈雨、五穀豊穣、商売繁盛などをうたっています。

背後に迫る神於山(こうのやま)は、命の水をもたらす「神の山」として、かつて山伏らが修行した場所でした。

 

ちなみに、神社名に冠した「おかみ」というのは、龍神様を指すワード。

意賀美神社にお祭りされる「闇龗神」(くらおかみのかみ)からきていいます。

アクセスなどを含む詳細は、個別記事にまとめています。

意賀美神社の詳しい情報はこちら

 

基本情報

  • 住所:大阪府岸和田市土生滝町17
  • 拝観時間:境内自由
  • 無料駐車場:有

龍ゆかりの神社⑤八坂神社

龍伝説が残る八坂神社の楼門

本殿直下に「龍の棲む池がある」との伝説を残すのは、京都の八坂神社。

気の通り道「龍脈」があるという風水の見立てとともに、王都から見て西、「青龍」(せいりゅう)の方角にあるなど、龍というキーワードがさまざまな点で符合します。

事実、八坂神社の地中には「地下水の通り道」があって、不思議な御神水「力水」や「美容水」が湧き出ています

また、一般的なパワースポットの条件にも合致していて、さすがは「八坂神社の総本社」といったところでしょうか。

 

ちなみにお祭りされている神様は、ヤマタノオロチを退治した「素戔嗚尊」(すさのおのみこと)とそのファミリー。

八坂神社は「厄除け神社」としても有名です。

八坂神社の詳しい情報はこちら

 

基本情報

  • 住所:京都市東山区祇園町北側625
  • 電話:075(561)6155
  • 参拝時間:境内自由



龍ゆかりの神社⑥竹生島

竹生島の竜神拝所

近畿の水瓶といわれる「琵琶湖」の周辺も、多分に漏れず、龍を祭る神社が点在しています。

とくに注目したいのは、琵琶湖に浮かぶ神秘の孤島「竹生島」の島内、湖を眼下に見下ろす崖の突端にある「竹生島竜神拝所」です。

芸の財運の弁財天を祭る「金運アップのパワースポット」として知られる竹生島ですが、この竜神拝所も押さえておきたいポイントといえます。

竜拝所では、陶器のお皿を眼下の鳥居に投げ入れる「からわけ投げ」の願掛けが楽しめます。

 

琵琶湖竜拝所の向かって右手には、仏教の守護神「八大龍王」の一尊をお祭りした祠(ほこら)も。

また琵琶湖の東側、竹生島と沖島を結んだ先には「藤ヶ崎龍神」があり、とてもディープなパワースポットになっています

竹生島の詳しい記事はこちら

 

基本情報

  • 住所:滋賀県長浜市早崎町1821
  • TEL:宝厳寺 0749(63)4410、竹生島神社 0749(72)2073
  • 拝観料:大人400円、小学生300円

龍ゆかりの神社⑦伏見神宝神社

伏見神宝神社の拝殿

伏見神宝神社(ふしみかんだからじんじゃ)は、魂の活性化などを促す伝説のお宝「十種神宝」(とくさのかんだから)をあがめる神社です。

伏見稲荷大社の本殿から歩いて10分ほどのところにあり、あわせて参拝するのがおすすめです。

伏見神宝神社は、ご利益を一切うたっていないのが特徴といえますが、「『十種神宝』(とくさのかんだから)は龍の姿を借りて現れることもある」と説いていて、境内のあちこちに「水と気」にゆかりの深い龍の姿をみかけます

そのため伏見神宝神社には、狛犬ならぬ「狛龍」が鎮座しているほか、「龍頭大神」(りゅうずおおかみ)を祭るお社もあります。

神道が伝える「神秘の核心」に迫るヒントがちりばめられた、とても奥が深いパワースポットといえるため、今回の7選に選びました。

伏見神宝神社の詳しい情報はこちら

 

基本情報

  • 住所:京都市伏見区深草笹山町15
  • 電話:075(642)5838
  • 参拝時間:境内自由

龍ゆかりの神社 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は関西に絞って龍ゆかりの神社をご紹介しました。

龍神を祭る神社は全国各地にありますが、パワスポ編集局のおすすめは、関西と長野。

別途記事にしていますので、興味のある方はぜひお読みください。

龍にゆかりの深い長野最強パワースポット厳選4選はこちら

 

また、福井県には毛谷黒龍神社があり、こちらもおすすめです。

毛谷黒龍神社の記事はこちら

 

今回のまとめは以下の通りです。

  • 日本を代表する龍神様の一柱が貴船神社の「高龗神」(たかおかみのかみ)
  • 奈良の室生龍穴神社には日本三大龍穴のひとつ「妙吉祥龍穴」がある
  • 龍鎮神社は秘境の聖地と呼ぶにふさわしい「超穴場」のパワースポット
  • 意賀美神社にはとても美しい滝がある
  • 八坂神社の本殿直下には龍が棲むと伝わる
  • 琵琶湖に浮かぶ竹生島にも龍神を祭るスポットがある
  • 伏見神宝神社には狛犬ならぬ狛龍が鎮座する

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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