中部のパワースポット

公明院は戸隠の穴場パワースポット【ルポ】龍ゆかりの寺|御朱印|アクセス

投稿日:2019年10月31日 更新日:

公明院の外観

公明院(こうめいいん、長野市)は、戸隠神社(奥社)のほど近くにある寺院で、合わせて参拝するのがおすすめの「穴場パワースポット」です。

神様と仏様を祭る「神仏習合」のスタイルをとっていて、同寺の住職いわく、戸隠神社に参拝する前にお参りすると「パワーが倍増する」のだとか。

また公明院を開いた故・姫野公明師は、政財界の大物や宮家ともつながりのあった尼僧(にそう)で、にわかには信じがたいような数多の伝説を残しています。

龍とのゆかりも深く、拝殿の天井に描かれた巨大な龍王の絵はどの角度から見上げても「目が合う」という不思議な代物で、一見の価値あり。

そんなゆえんから、境内で「龍の雲」をみつけると、とても縁起がいいのだとか。

「密度の濃い気」を感じる人が多いといわれる公明院ですが、同寺の位置する場所の謎をひも解くと「神秘的な聖地の秘密」もみえてきました。

 

今回は、昭和生まれの比較的新しいお寺ながらも、ディープな魅力が詰まった戸隠の穴場パワースポット「戸隠山公明院」を拝観しました。

龍にまつわる話題や見どころに加え、公明師が残した伝説、御朱印、アクセスなどもまとめてご紹介します。

 

公明院 神仏習合の寺院

修験道の行を行う山伏

正式名称は、宗教法人修験道別格寺「戸隠山公明院」といいます。

“戸隠修験最後の尼僧(にそう)”と称えられた姫野公明師によって昭和18年に開かれました。

 

最大の特徴は、明治時代に根絶の憂き目にあった「神仏習合」の信仰を継承し、復活させた点。

そのため公明院では、参拝にあたり「神道式の作法」も認められています。

つまり、拝殿で「2礼2拍手1礼」しても構わないわけです。

 

一方、公明院は檀家(だんか)制度はとっておらず、法要の類も行っていません。

今回お寺のなかを案内頂いたご住職からは、拝観料すら求められませんでしたが、参拝者は少額でもお布施するのがマナーといえそう。

気恥ずかしい場合は、本来の趣旨にのっとり、お賽銭箱に紙幣を奉納しておくとスマートです。

 

初代院主・姫野公明師の実像

※公明院パンフレットから引用

戸隠の穴場パワースポット・公明院の神秘性は、姫野公明師の存在を抜きして語れません。

生前はかなり有名な方だったようです。

明治31年(1898年)、大分県湯布院生まれ。

日本国内の霊山にとどまらず、中国屈指の聖山「五大山」などでも修行を積み、明治天皇叔母「誓圓尼公」(せいえんにこう)から剃髪を賜ったのだとか。

公明院を構えた後は、戸隠山に埋もれた「三十三霊窟」を命がけで復興させていったそうです。

 

優れた霊験で人々を導いたとされる公明師ですが、信憑性を調べる意味合いで、地元の方複数人に公明師について尋ねてみたところ、以下のような話を聞くことができました。

  • 拝み屋さん的なことをしていたと聞く(40代女性)
  • 神通力は本物だったそう(50代男性)
  • 宮家との血のつながりも噂されていたらしい(50代男性)
  • 聞いたこともない(40代女性)

また、公明師の存在は地域にとどまらず、沖縄返還を成し遂げた佐藤栄作首相ら「政財界のVIP」にも知られていたようで、皇族が参拝した記録も残っています。

いずれにしても当時、「力のある尼僧」として世間に広く評価されていたのは間違いなさそうです。

 

とくに公明師の指摘は「神がかっていた」といわれます。

村役場の地中にお墓が眠っているのを指摘したり、戸隠神社の火災を予見し神宝を運び出すよう指示したりと、その啓示は驚愕の精度を誇ったそうです。

また、晩年も修行を欠かさなかったため「年をとっても霊験が衰えなかった」と伝わります。

実はこの点も、結構すごいポイントです。

 

公明院 神様・仏様は?

公明院の境内図

公明院は神仏習合のお寺とあって、境内に神様と仏様が同居する形になっています。

メーンの神様に当たる主祭神は、天照大神(あまてらすおおかみ)。

仏教的にいうと「十一面観音」になります。

神社同様、「本殿」にお祭りされていて、「拝殿」から拝むことができます。

 

一方ご本尊は、五角堂と呼ばれるお堂に安置される「延命地蔵菩薩」。

巡りめぐってこの地にたどり着いた「いわくつきの尊像」で、御開帳のおりには「凄い力を感じる」という人も少なくないのだとか。

先の大戦では、兵器・弾薬の材料として一時軍に引き渡されるも、「溶鉱炉に入れても溶けなかった」などの逸話が残ります。

 

公明院 不思議な龍王の天井画

龍のイラスト

水をつかさどる神獣であり、運気アップの象徴でもある龍。

公明院は、いにしえの時代から戸隠山に鎮まる地主神「九頭竜大神」(くずりゅうおおかみ)とのゆかりが深く、拝殿の天井には龍王の姿が描かれています。

神格の高い五本指の龍で、撮った写真をスマホの待ち受け画面に使うと「運気がアップする」との噂も。

「庫裡」(くり)の呼び鈴を押して住職にお願いすれば、天井画を見せて頂けます。

ただし、SNSやブログなどでの公開はNGですので、くれぐれもご注意ください。

 

また天井の龍画は、どの角度から見ても「目が合う」という不思議な構図になっています。

天井画の周囲をめぐるときに、どこで違和感を感じるかによって、ちょっとした占いもできるのだとか

詳しくお知りになりたい方は、是非とも現地を訪ねてみてください。

 

公明院 御朱印もディープ

公明院の御朱印

公明院の御朱印です。

中央に「霊魂不滅」と記されています。

庫裡の呼び鈴を押してお願いすれば書いてもらえますが、基本、書置きを頂く形になります。

 

公明院 最強のパワースポットは?

公明院最強のパワースポットである公明師の墳墓

公明院境内の一番奥、姫野公明師の眠る墳墓があります。

眼前に迫るのは、戸隠山の美しい姿。

水をつかさどる龍神の棲み処らしく、この日は分厚い雲に覆われていました。

冬場には鳥が羽を広げたように左右対称の山容があらわれ、息をのむ絶景がみられるのだとか。

 

大阪在住の凄腕気功師によると、偉人ゆかりの遺構には強い気が宿り続けるそうです。

公明師が眠る墳墓にも、同じことがいえそうです。

実際に参拝した感想としても、特別な聖地にみられる「独特の神聖さ」を強く感じました。

 

墳墓の向きに聖地の秘密が

彼岸における太陽の通り道と各寺社・聖山の関係を占めすマップ

「墳墓の向き」も、公明院の神秘性を印象付けます。

境内のあらゆるお堂や社殿がすべて南に向いているのに対し、皇族が眠る古墳のようなこのお墓だけが、東南東の方角を見据えています。

その理由について、住職に尋ねてみたところ、「太陽の運行」にまつわる神聖な秘密が浮かび上がってきました。

 

頂いた資料を要約すると、墳墓の向いている先には、修験道の信仰上、とても重要な「怪無山」と「飯綱山」という2つの聖山があります。

2つの聖山と公明院は、ちょうどお彼岸(春分・秋分)のときに、太陽のルート直下に一直線に並びます。

つまり、お彼岸の時期になると「怪無山」に昇る朝日を公明院から捉えることができるわけです。

 

これを仏教(密教)的にみると、延命地蔵大菩薩がいる「飯綱山」は極楽浄土ということになり、そこから昇る朝日には「蘇り」という重要な意味が込められています。

地元の中学校で校長先生を務めた宮澤和穂という方が解明したそうで、一冊の本にもなっています。

ひょとすると公明師は、輪廻を繰り返した先にある「悟りの世界」をこの特別な聖地で垣間見ていたのかもしれません。

 

戸隠天命稲荷神社と7社めぐり

戸隠神社奥社の随神門

お彼岸の時期になると「怪無山に昇る朝日が公明院から見られる」とご紹介しましたが、実は「飯綱山の朝日」は見ることができません。

飯綱山に昇るお彼岸の朝日は、「戸隠天命稲荷神社」から拝むことができます。

 

戸隠天命稲荷神社は、2つの聖山と公明院を直線で結んだ先、戸隠神社の随神門の手前を左に5分ほど歩いた森のなかにあります(前章の地図参照)。

この神社を創建したのは、もちろん公明師。

飯綱山の朝日に強くこだわる公明師が「意図して造った神社」ともいえそうですが、「神霊のお告げを受けて開いた」とも伝わります。

お祭りしている神様は、天命稲荷大明神。

この神様は「豊受大神」(とようけのおおかみ)と同じ存在だと考えられていて、天照大神の「本宅」がある伊勢神宮の構図に重なります。

 

ちなみに戸隠神社は、奥社、九頭竜社、中社、火之御子社、宝光社からなる「5社の集合体」で、参拝に当たっては、各社をすべて巡る「5社めぐり」が基本になります。

公明院では、これら戸隠5社に加え、同院と戸隠天命稲荷神社をくわえた「7社めぐり」を提唱しているそうです。

 

公明院 ほかにこんな見どころも

宝筐印塔

公明院は比較的コンパクトな寺院ながら、見どころがたくさんあります。

宝筐印塔(ほうきょういんとう)もそのひとつ。

正面からみると「仏教の仕様」になっているものの、左面に神道の鳥居、右面にはキリスト教の十字架が彫られています。

 

もともとは、先の大戦で命を落とした世界の英霊を鎮めるために建立された「萬国之英霊宝筐印塔」でした。

久邇宮殿下を総裁に、昭和25年8月に開眼式が行われたそうで、式典のもようは写真に収められています。

実際に拝見しましたが、塔の中ほどに「英霊の姿」が浮かんでいました…。

 

公明院 基本情報

戸隠公明院の基本情報は以下の通りです。

  • 住所:長野市戸隠3614
  • 電話:026(254)2036
  • 拝観料:無料

 

公明院 駐車場&アクセス

公明院には無料の駐車場があります。

穴場パワースポットとあって、参拝者でごった返すことはあまりなさそうで、駐車場にも比較的ゆとりがあるものみられます。

 

公共交通機関での行き方

長野駅~

路線バス・70系統「戸隠高原行き」乗車

  • 「鏡池入口」下車、徒歩約10分

 

車での行き方

  • 上信越自動車道「長野IC」下車、約1時間
  • 上信越自動車道「信濃町IC」下車、約25分

 

MAP

公明院 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、戸隠五社めぐりとセットで参拝するのがおすすめの「公明院」をご紹介しました。

戸隠五社と合わせて参拝するのが吉です。

戸隠神社にまつわる詳しい記事はこちら

 

また、龍にまつわる長野屈指のパワースポットとしては、諏訪大社もおすすめです。

諏訪大社についての詳しい記事はこちら

 

ほかにも長野には、全国屈指のパワースポットとして有名な「分杭峠」があります。

分杭峠に関する詳しい記事はこちら

 

公明院のまとめは以下の通りです。

  • 公明院は戸隠の穴場パワースポット
  • 神仏習合のスタイルをとっている
  • 姫野公明師という凄い力の修験者が開いた
  • 龍にゆかりが深い
  • 拝殿の天井には不思議な龍画が描かれている
  • 御朱印もディープ
  • 戸隠五社とセットでお参りするのが吉
  • 戸隠天命稲荷神社を合わせた7社めぐりも

最後までお読みいただき、ありがとうございました。







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