毛谷黒龍神社(けやくろたつじんじゃ、福井市)は、日本を守護する四大明神の一柱「黒龍大明神」を祭る神社で、福井随一のパワースポットといわれます。
代議士や芸能人、一流のアスリートなど全国から参拝者があり、とくに社務所に展示される龍の絵は「写真に撮って貼っておくと開運、商売繁盛のご利益がある」と評判です。
また、毛谷黒龍神社は「龍神様とご縁のある人のカメラには、不思議な写真が写る」などの逸話もあります。
実際、現地取材したところ、毛谷黒龍神社は噂以上に奥が深く、実は地元の人たちだけが知るパワースポットが存在することも分かりました。
神職の方がそっと耳打ちしてくれた「毛谷黒龍神社ゆかりの境外パワースポット」でも、写真の中にとんでもないものが写り込みました。
今回は、福井が誇るパワースポット「毛谷黒龍神社」について、見どころや御朱印、駐車場・アクセスといった基本情報とともに、現地取材で得た「秘密情報」や「不思議な体験談」などについてもご紹介します。
Contents
毛谷黒龍神社 基本情報
- 住所:福井市毛屋3-8-1
- 電話:0770(36)7800
- 参拝時間:境内自由
毛谷黒龍神社 駐車場&アクセス
毛谷黒龍神社には、社務所のすぐそばに専用の無料駐車場があります。
駐車スペースは7台程度と数に限りがあります。
境外の東側にも車を複数台止めるだけのスペースがありますが、こちらは毛谷黒龍神社の駐車場ではありません。
公共交通機関でのアクセス
JR福井駅から徒歩18分です。
歩くのが苦手な方は、路面電車「福井鉄道福武線」の利用をおすすめします。
乗り場は福井駅のすぐそば。
「足羽山公園口」で下車し、徒歩5分で着きます。
30分間隔で運行しています。
車でのアクセス
- 北陸自動車道「福井IC」下車、約10分
- 北陸自動車道「福井北IC」下車、約15分
MAP
毛谷黒龍神社 黒龍祭る古社
毛谷黒龍神社は、実は1500年以上の歴史を誇る古社で、福井市内で唯一、空襲や福井地震で被害を受けなかった神社として知られます。
お祭りされる神様のスケールも大きく、日本の国土を守る四大明神の一柱「黒龍大明神」が鎮まっているとされます。
もちろん、「福井屈指のパワースポット」との評判も伊達ではありません。
とくに龍神様とのご縁がある人は、龍が握る宝玉の絵が光ったり、奇妙な写真が写ったりと、不思議なことが起きるそうです。
実際、現地取材におもむいた管理人も、いくつもの不可解な出来事に遭遇しました。
不思議な写真などについては、後段に掲載しています。
興味のある方はぜひお読みください。
【龍の絵】待ち受けより印刷が吉
毛谷黒龍神社の参拝にあたり、必ず押さえておきたいのが、社務所に展示されている「龍の絵」です。
沖縄の彫師さんによる作品から鉛筆だけで描かれたものまで、さまざまな龍の絵が飾ってありますが、なかには「力が強すぎて扱いの難しいものもある」といいます。
「手にあまる代物」として、崇敬者が置いていった「いわくつきの絵」も展示されています。
そんなパワーを秘めた数々の絵のなかでも、ひときわ注目を集めているのが、社務所の玄関右手に展示されている「黒龍の絵」です(写真上)。
神職の説明によると、この絵を写真に撮り、プリントアウトして自宅の玄関に貼っておくと「幸運が舞い込む」そうです。
お店の場合は、お客さんの通る導線に貼っておくと、商売繁盛のお札の代わりになるのだとか。
実際、「効果があったという声をたくさん届いている」といいます。
またこの不思議な絵、龍の持つ玉が光ることもあるようです。
撮影者が自宅で写真を見返してたときに、玉が光っていることに気づき、神社に奉納したそうです。
手水舎の近くにも、同じ龍の絵をあしらった看板が立っていますが、こちらも宝玉の部分が金色に輝いたといいます。
これがその現物です。
そんな不思議な黒龍の絵ですが、とくに「五本指の龍」は神格が高いとされます。
五本指の龍を描いた絵は、古代中国において、平民の所持が許されなかったほど特別視されていました。
もちろん、いまはそうした規制はどこにもありません。
毛谷黒龍神社を参拝したおりには、ぜひ写真を撮ってみてください。
もしピカッと光れば、思わぬ幸運が舞い込むかもしれません。
もう一枚、社務所に展示される龍画で、注目を集めるのが、故・平山郁夫さんの弟子といわれる高橋聡氏が手掛けた作品です。
※「高橋氏は平山郁夫さんの弟子ではない」との情報もあります。
和を表現した龍の絵で、とても力強く柔和な印象も受けます。
世界平和、幸福、繁栄への思いが込められているそうですが、こちらもプリントアウトして貼っておくと、「安全」や「仲間同士の結束」などにご加護があるそう。
工場や社長室などに貼るのが一般的だそうです。
拝殿の天井にも和龍の姿が描かれていて、社務所でお願いすれば無料で拝観することもできます。
境内見どころ 3つの願掛け
毛谷黒龍神社の境内にはユニークな願掛けのポイントが3か所あります。
いずれも「霊石」を用いるものです。
家族連れやカップルでも楽しめそうです。
願掛け石
厄除けのご利益をうたう摂社「八幡宮」の前にあるのが「願かけ石」。
いまから1000年前、九頭竜川に落ちてきた霊石を村人が祭ったものと伝えられます。
詳しくは後段にまとめていますが、毛谷黒龍神社はもともと九頭竜川のほとりにありました。
願掛けの方法はとても簡単。
願いごとを念じながら、石を3度打つだけです。
幸運の撫で石
いにしえの時代から蛇は「神の使い」とされ、龍のモデルになった生き物ともいわれます。
毛谷黒龍神社では、力強さの象徴「小龍」として蛇とらえているそうです。
蛇の姿が浮かび上がる撫で石に触れながら、一年の無病息災を祈ります。
厄割り石
土でできた盃に息を吹きかけ「自分の厄」を移し、石にぶつけて砕いてしまう。
そんな厄落としをするための霊石が「厄割り石」です。
初穂料は100円。
現地にはたくさんの破片が積み重なっていました。
最強のパワースポットはここ
パワースポットにまつわる一冊の本から全国的に知られるようになった毛谷黒龍神社ですが、実は地元の一部の人しか知らない「最強のパワースポット」があります。
その場所は、その筋の方々によって見出されたもので、文字通り「知る人ぞ知るポイント」です。
今回特別に、神職の方に教えて頂きました。
本邦初公開。
毛谷黒龍神社の「最強パワースポット」は拝殿の右手にある長椅子のあたりです。
この長椅子、ここでたたずむ人が余りにも多いため、宮司さんが気を利かせて置いたそうものだそうです。
その効果については、座ってパッとラッキーになるというよりも「本当に困ったときに救いの手が入る」というイメージなのだとか。
座っているのは、やはり地元の方々が中心で、選挙前の代議士や試合前のスポーツ選手のほかに、お坊さんの姿もあるというから不思議です。
毛谷黒龍神社を参拝した際には、皆様も是非この長椅子に座ってみてください。
残念ながら管理人は何も感じませんでしたが、人によっては「特別な気配」を感じ取ることができるかもしれません。
黒龍大明神はどんな神様?
毛谷黒龍神社にお祭りされるのは、天地創生の時代から日本を守護してきた北国の鎮護神「越前黒龍大明神」。
とてもスケールの大きな神様ですが、越前黒龍大明神というのは、実は「高龗神」(たかおかみのかみ)です。
高龗神は「水をつかさどる龍神様」で、京都最強のパワースポットと名高い貴船神社の主祭神に当たります。
古くは雨乞いの神様として信仰を集め、いまは「運気龍昇」(運気アップ)のご利益で尊ばれています。
ほかにも毛谷黒龍神社の本殿には、闇龗神(くらおかみのかみ)、男大迹天皇(おおとのすめらみこと)という神様が祭られています。
このうち、闇龗神は「白龍大明神」と呼ばれています。
高龗神が「山の龍神」であるのに対し、闇龗神は「谷底の龍神」といわれますが、同一の存在という解釈もあります。
また男大迹天皇は、歴代天皇のなかで最もミステリアスな存在といえる「継体天皇」を意味します。
参考までに「日本の四隅を守る鎮護神」についても解説しておきます。
越前黒龍大明神のほかにも、東は常陸鹿島大明神(=鹿島神宮、茨城県鹿嶋市)、南は紀伊熊野大明神(=熊野本宮大社、和歌山県田辺市)、西は厳島大明神(=厳島神社、広島県廿日市)が守護しているとされます。
神職が耳打ち 境外のパワースポット
前段でも少し触れましたが、毛谷黒龍神社はもともと九頭竜川のほとりにありました。
現在、福井市舟橋町の「黒龍神社」こそが、毛谷黒龍神社の元宮です。
いまから1600年近く前、九頭竜川の守護と国家鎮護を祈願し、継体天皇が創建したといわれる古社で、毛谷黒龍神社同様、高龗神(たかおかみのかみ)、闇龗神(くらおかみのかみ)、男大迹天皇(おおとのすめらみこと)の3柱をお祭りしています。
そして、くだんのパワースポットというのは、本殿左手にある大きな岩(写真上)。
注連縄のめぐらされた磐座(いわくら)で、地元では「石神様」と呼ばれています。
岩に触れるかどうかは、どうかご自身の自己責任で。
参拝前に必ず拝殿でお参りを。
神職の方から直接聞いたパワースポットだけに、写真のなかに不思議な光が写り込みました。
よくみると、人の顔のような…。
ちょっと怖い気もしますが、何らかのご加護を頂けたのかもしれません。
地域の夏祭りイベントで2番目にビンゴしたのも、ひょっとすると、神仏のご加護だったのかしら。
舟橋黒龍神社
- 住所:福井市舟橋町29-1
- 駐車場:境内にスペース有
※一方通行の道もあり、少し行きにくいところにあります。
毛谷黒龍神社での不思議な体験
毛谷黒龍神社は「不思議なことがよく起きる場所」という噂があります。
実際、現地でもそうした噂を聞きつけて、天に向かってスマホをかざす人の姿が多数みられました。
とくに聞き込みをしてみて驚いたのは、「毎回光の龍が写る」というスピリチュアルな30代女性の証言です。
逆に連れの人は「写った試しがない」のだとか。
結局は「御祭神とのご縁にかかわっている」ということかもしれません。
奇しくも管理人のカメラにも、不思議な画像が写りました。
そのひとつがこの写真。
毛谷黒龍神社の摂社「白山神社」に向かう途中、ガサガサという物音と不思議な気配に誘われ、シャッターを切ったものです。
また、龍神ゆかりの神社では「歓迎の意として雨のふるケースがある」とよく言いますが、今回も晴天の中で急にお天気雨が降り出しました。
少しわかりにくいかもしれませんが、こちらがその写真です。
実は管理人、諏訪大社で出会った不思議な方に、参拝時にお天気雨が降ることを予言されていました。
そして、極めつけはこの写真です。
原稿を書く手を休め、ベランダに出て外を眺めると、龍が駆け抜けたような夕焼け空が広がっていました。
本当に不思議なことばかり。
もう出家でもしようかしら。
龍神様との因果関係は少し微妙なところかもしれませんが、とても珍しい現象には違いありません。
毛谷黒龍神社 御朱印
毛谷黒龍神社では、黒龍をあしらった見開きの御朱印が頂けます。
初穂料は500円。
龍のデザインを入れないシンプルなバージョン(300円)は中国人観光客にとくに人気なのだとか。
禰宜(ねぎ)さんの対応も、とても親切で素晴らしかったです。
毛谷黒龍神社 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、不思議な噂の絶えない毛谷黒龍神社をご紹介しました。
隣の石川県では「白山比め神社」がおすすめです。
旅のプランに組み込んでみてはいかがでしょうか。
詳しい個別記事も書いていますので、興味のある方はぜひ読んでみてください。
また、関西の龍にまつわる神社のまとめ記事も掲載しています。
毛谷黒龍神社のまとめは以下の通りです。
- 毛谷黒龍神社は黒龍大明神を祭る北陸屈指のパワースポット
- 不思議なうわさが絶えない
- 実際、写真に不可解な光が写った
- 龍の絵の効果が凄いらしい
- 霊石を用いた願掛けのポイントが3カ所ある
- 地元の人しか知らない最強のパワースポットがある
- 境外にも毛谷黒龍神社ゆかりのパワスポがある
- 御朱印がとてもカッコいい
最後までお読みいただき、ありがとうございました
内容を充実させてまいりますので、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。
大変貴重なコメントを頂きました「たまねぎ」さま、ありがとうございます。
本記事は複数の方への取材を通じて構成しておりますが、ご指摘を踏まえ、一部加筆いたします。
本当に助かりました。
また、スパムを防止する機能が不具合を起こしたようで、コメントを拝見し、返信するのが極端に遅くなってしまい、誠に申し訳ありませんでした。
これにこりず、今後ともよろしくお願いいたします。