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日前・國懸神宮ルポ【別格の穴場パワースポット】<和歌山>ご利益・御朱印・駐車場情報も

日前・國懸神宮は穴場のパワースポット。駐車場に突然現れた白鷺は神の使いとされ、幸運をもたらすとされる鳥だ。

日前・國懸神宮(ひのくま・くにかかすじんぐう、和歌山市)は、伊勢神宮に次いで別格の扱いを受けてきた神社で、全国トップクラスの格式を誇ります。

境内には日前神宮と國懸神宮の2社があり、両社を合わせた呼び名が「日前宮」(にちぜんぐう)となります。

日前宮は、いわば「良質のパワースポット」といえますが、えびす詣りなどの祭事がない限り、混雑はありません。

澄んだ空気の境内は、静かな祈りの空間で、「穴場のパワースポット」という印象を受けました。

日前宮の駐車場に突然、しあわせを運ぶ白鷺(しらさぎ)が姿をあらわしました。

 

今回は、そんな隠れパワースポット「日前・國懸神宮」について、ご利益、御朱印、アクセス方法なども含めて詳しくご紹介します。

日前宮は隠れパワースポット!?

日前・國懸神宮はえびす詣りの日は別として、比較的ゆっくり参拝できるのがうれしい。

日前神宮(ひのくまじんぐう)、國懸神宮(くにかかすじんぐう)という2つの神宮が同じ境内にあります。

日前宮には、畏怖の念(いふのねん)にスイッチが入るような威圧感も、まぶしい朱が光る派手さもありません。

今回初めて訪ねましたが、とても格調高い気品を感じる神社でした。

「本物の実力者が見せる自然なたたずまい」といったところでしょうか。

日前宮は隠れパワースポットといえる。最上級に近い格式ながらも祈りを妨げる混雑などはない。

 

実際、「神宮」を正式な社号に持つ神社は、とても格が高く、日本広しといえど数えるほどしかありません。

その中でも日前宮は、伊勢神宮と同じように格付けから除外されるほどの特別扱いを受けました。

また、同列の神社が一緒に鎮座しているのも、とても珍しいことです。

つまり、日前宮は超一流の神社にして、見落とされがちな「穴場のパワースポット」といえます。

 

地元では「日前宮」という呼び名のほかに、かつての地名から「名草宮」(なぐさぐう)との愛称で親しまれています。

 

日前宮の主祭神は最高神⁉ ご神体は「神話の鏡」

日前・國懸神宮の御神体は三種の神器に先んじて鋳造された宝鏡。

日前宮にお祭りされている主祭神は、日前大神(ひのくまのおおかみ)と國懸大神(くにかかすのおおかみ)。

実はこの2柱の神様、最高神「天照御大神」(あまてらすおおみかみ)の別名とされます。

日前宮では、縁結び、家内安全、病気平癒などのご利益が頂けます。

 

また、神様が宿る「ご神体」として、日像鏡(ひがたのかがみ)と日矛鏡(ひぼこのかがみ)という「神話に登場するアイテム」をお祭りしています。

これは、天照大御神を天岩戸(あまのいわと)から誘い出すためにつくられた「宝鏡の原型」とされます。



日前宮 見どころパワースポット

日前宮は、神社を楽しむというよりも、気品のある神気を感じる点にその魅力があります。

なかなか言葉では表現しずらいですが、親しみやすさと威厳が混在している印象を受けました。

 

日前神宮・國懸神宮 本殿

日前神宮の本殿は写真撮影禁止。鎮守の杜に包まれ、厳かな空気が漂う。

國懸神宮。参拝の順番はない。和歌山市内最強のパワースポット。

上の写真が日前神宮(ひのくまじんぐう)で、下の写真が國懸神宮(くにかかすじんぐう)です。

本殿鳥居内での写真撮影はNGですので、少し遠巻きからシャッターを切りました。

神社入口から向かって左手に日前神宮、右手に國懸神宮があります。

宮司さんの話によると、お参りする順番はとくにありません。

 

ご神体の宝鏡「日像鏡」と「日矛鏡」は、天照御大神の姿をかたどり作られたものです。

日像鏡と日矛鏡は、皇位継承の証として歴代天皇が代々伝えた「三種の神器」(さんしゅのじんぎ)に先立って作られたとされます。

本殿には主祭神だけでなく、ほかの神様もお祭りされています。

「だから」というわけでもないのでしょうが、学業成就から開運厄除けに至るまで、さまざまなご利益が頂けます。

 

日前宮 参道(鎮守の杜)

街の喧騒から離れた鎮守の杜はまるでオアシス。マイナスイオンでパワーをチャージして頂きたい。

日前宮の参道は、凛としつつも、柔らかな日差しの差す気持ちのいい森のなかにあります。

神域と俗世を分かつ鎮守の杜(ちんじゅのもり)には、都会の喧騒から離れた癒しの空間が広がっています。

日常を離れてエネルギーをチャージするもよし、日々の行いを静かに顧みるもよし。

日前宮の鎮守の杜は歩いているだけでも、力が湧いてきそうです。

 

三社参りが定番

引用:伊太祁曽神社 – Wikipedia 

3社詣りは地元民の初詣のセオリーだ。

引用:竈山神社 – Wikipedia

せっかく「日前宮」をお参りするのであれば、「伊太祁曽神社」(いたきそじんじゃ=写真左)、「竈山神社」(まやまじんじゃ=同右)もあわせて参拝するのが定番です。

この3社の参拝は「三社参り」といわれ、3つの神社を結ぶように電車も走っています。

由緒ある習わしであり、また、地元の方々にとっては「初詣のセオリー」でもあります。

「紀伊國一宮」日前・國懸神宮の御朱印

日前・國懸神宮の御朱印です。

シンプルで気品を感じます。

「紀伊國一宮」というのは、紀伊エリアで一番社格が高いことを意味します。

初穂料は300円。

境内社務所で頂けます。

 

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日前宮 基本情報

御祭神ご利益
・日前大神(ひのくまのおおかみ)

・國懸大神(くにかかすのおおかみ)

・縁結び
・家内安全
・病気平癒

 

  • 住所:和歌山県和歌山市秋月365
  • 電話:073(473)3730
  • 駐車場:参拝者無料、100台
  • 社務所:AM8:00~PM5:00
  • 公式HP: http://hinokuma-jingu.com/

 

日前宮 駐車場&アクセス

日前宮は和歌山市内に鎮座しているとあって、電車は最寄駅から徒歩1分、車は最寄りのインターから5分圏内にあり、アクセスも便利。

「和歌山観光のついでに」というのも十分可能です。

また、日前宮には専用の駐車場があり、参拝者は無料で止められます。

閉門時間はありませんが、社務所は午後5時に閉まります。

 

【電車でのアクセス】

⇒和歌山電鉄貴志川線「日前宮駅」下車、徒歩1分

 

【車でのアクセス】

⇒阪和自動車道「和歌山IC」下車、約5分

 

MAP(駐車場)

日前宮ルポ まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、和歌山の日前宮をご紹介しました。

まとめとしては以下の通りです。

  • 日前宮は超一流の神社にして穴場のパワースポット
  • 和歌山市内でアクセスも便利
  • 鎮守の杜は癒しの空間
  • 時間に余裕がある場合は3社参りもおすすめ

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます。

今回は、単なる神社紹介のような格好になりましたが、突然白鷺が出てくるような不思議な魅力の漂う神社です。

今後ともご愛読の程、よろしくお願いいたします。

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