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コラム

神社とお寺の違い【簡単な見分け方】何がどう違う!?寺院で柏手は恥をかく?

投稿日:2018年6月7日 更新日:

神社とお寺の違いって、ご存知でしょうか?

神社もお寺もパワースポットの定番で、「おがむ場所」という点でも同じです。

では、お寺と神社でどこが違うのか。

お寺と神社の見分け方は、とても簡単です。

 

  • お寺には、お墓があり、お坊さんがいて、仏像が安置されている。
  • 神社には鳥居があり、平安時代の貴族のような衣装を着た神職の人がいて、お賽銭箱の上に鈴がある。

 

神社の中にお寺があったり、鈴がなかったり。

お寺なのに墓地がなかったり、鳥居があったり。

イレギュラーなパターンもありますが、大方、これで見分けがつきます。

作法としては、神社はお賽銭を入れて鈴を鳴らした後に二礼二拍手一礼しますが、お寺ではNGです

お寺で「ペコリ、ペコリ、ぱんぱん、ペコリ」をやってしまうと、恥をかきますので、くれぐれもご注意ください。

宗派によっては真言を唱える場合もありますが、寺院では静かに合掌するのが一般的であり、もっとも無難です

 

神社とお寺 そもそも何が違うのか

鳥居があったり、お坊さんがいたりと、見た目の異なる神社とお寺ですが、もっと決定的な違いがあります。

それは「宗教」の違いです

神社は「神道」(しんとう)、お寺は「仏教」という宗教の施設です。

 

では、神道と仏教で何が違うのか。

ここでは、ポイントだけかいつまんで2つの宗教の違いを説明します。

 

神道は日本生まれ 八百万の神を信仰

神道とは、日本生まれの宗教です。

神道というのは、ある意味で「宗教ではない」ともいえます。

教祖も教義も経典もないからです。

つまり、「こうしなさい」という教えがありません。

 

だから「」ではなく「」という字をあてています。

しいて教えを挙げるなら、「譲り合う」「支え合う」「ばち当たり」「おかげさま」など、すでに多くの日本人の心に根差しているものばかりです。

大半の日本人は、小さなころから神道的な生き方をしているわけです。

神社本庁の総長から直接聞いた話では、神道はアメリカ先住民族の信仰と驚くほど共通点が多いそうです。

 

信仰の対象は「神様」

神道の場合、祈りを捧げる対象は日本古来の「色んな神様」です。

「八百万の神」という自然の中にある神様です。

また、日本神話に登場する「皇室のご先祖」や「歴史上の偉大な人」が亡くなった後に神様に昇格するパターンもあります。

そして、そのお社は「特別な聖地」に設けられます。

その起源は、自然の中に神の存在を感じ取った古代の「自然崇拝」にまでさかのぼります。

 

また神社は、「神宮」、「大社」、「宮」といった名前が付くのも特徴です。

「神宮」と名のつく神社は、皇室のご先祖さまに当たる神様をお祭りしているケースが多いなど、それぞれに特徴があります。

ちなみに、もっとも格の高い神社は「伊勢神宮」で、天照大神(あまてらすおおかみ)という一番偉い神様がお祭りされています。

単に「神宮」とだけいう場合は、伊勢神宮のことを意味します。

 

仏教は輪廻転生と因果応報が柱

仏教は、インドのお釈迦さま(ブッダ)を開祖とする世界的な宗教で、1500年ぐらい前に日本に伝えられたものです。

 

仏教の世界観は、とても独特です。

聞いたことがあるかもしれませんが、教えの基軸は「輪廻転生」です。

 

おおまかなサイクルの流れは以下のイメージになります。

 

  1. 生きるのはとても苦しいこと
  2. それでも人は何度も生まれ変わりを繰り返している
  3. 最終的に悟って仏になれば、苦しい生死のサイクルから抜け出せる

 

もうひとつ「やったことは自分に返ってくる」というとらえ方も、仏教の柱になる考え方です。

因果応報です。

生きている間に返ってこなかった行いは、「持ち越し分」として、生まれ変わった後に「報いを受ける」という仕組みになっているそうです。

つまり、人を深く傷つけたまま今生を終えた人は、来世で人に深く傷つけられる宿命を負うことになるわけです。

逆に善い行いは「徳」として残り、ラッキーな形で返ってきます。

こうしたルールのもとで、究極の幸せに到達する方法を教えてくれるのが仏教で、それを手助けしてくれるのが「仏様」となります。

 

崇拝の対象は「仏様」

繰り返しになりますが、仏教の場合、信仰の対象は神ではなく「仏」です。

神様と仏様は違います。

「同一の存在」という見方や「仏さまの方が格上」という考え方など、いろいろありますが、どちらも崇拝すべき対象であるのに違いありません。

また、仏さまにも「悟りの度合い」に応じた格付けがあります。

 

一番格が高いのは「阿弥陀如来」(あみだにょらい)という仏様です。

全国にある半数以上のお寺がご本尊に安置している仏像も、阿弥陀如来です。

寺院の名前には、寺のほかに、院、庵、坊、大師などがあり、覚えておくと神社との見分けが一段とつきやすくなります。

 

このほか仏教と神道の違いとして、戒律の有無も大きな差です。

仏教には、盗みや殺生を禁じる戒律があります。

また、寺院は「僧侶の修行場」という色彩の強い施設でもあります。

 

神社とお寺の違い【見分け方】 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は神社とお寺の違いについて紹介しました。

まとめは以下の通りです。

  • 神社とお寺は、お墓や鳥居などの有無をみれば簡単に見分けがつく
  • 神社とお寺はそもそも宗教が違う
  • 神道は日本生まれで、仏教はインド発祥
  • 神道は神様を信仰し、仏教は仏様を崇拝する
  • 神道の教えは日本人の感覚的な倫理観の中に根差す
  • 仏教は輪廻転生と因果応報が信仰の基軸となる
  • 神道には仏教のような戒律がない

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後、より内容を充実させてまいりますので、ご愛読のほど、よろしくお願いいたします。







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元全国紙記者。2017年に独立。ライフワークの聖地巡礼を兼ねて、ブログを始める。神社本庁総長や大僧正、大学教授など有識者への取材経験も豊富。編集者としてのキャリアは20年以上となる。

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