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意賀美神社【大阪/岸和田/レポ】雨降りの滝,歯痛に霊験?龍神,不思議な話,駐車場・アクセス情報も

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2019年撮影の雨降りの滝。意賀美神社の信仰の中心軸となる存在。

意賀美神社(おがみじんじゃ、大阪府岸和田市)は、龍神様をお祭りする神社で、「雨降りの滝」と呼ばれる美しい滝のあるパワースポットです。

雨降りの滝は、うっそうとした森に包まれた落差10mほどの滝で、見つめているだけで癒されるような不思議な爽やかさがあります

また意賀美神社の雨降りの滝は、干ばつのときに、滝つぼの水をすくって神前に捧げると「必ず雨が降った」と伝わります。

2018年の台風の影響で少し荒れてしまいましたが、高台のビューポイントからみる美しさは健在。

このほか、意賀美神社の拝殿前には「井滝岩大明神」という神様が宿る霊石があり、「歯痛にご利益のある神様」として信仰を集めています。

 

今回は「あそこは少し空気が違う」という地元の方の評判を頼りに、だんじり祭りで有名な大阪・岸和田の意賀美神社に行ってきました。

その見どころや不思議な話、駐車場、アクセスなどをまとめてご紹介します。

管理人のように一人で行くのもアリですが、家族や友人とのお出かけやデートなどにもおすすめですので、是非参考にしてください。

 

意賀美神社 神様とご利益は

意賀美神社の拝殿。億に本殿があり、右手に社務所がある。

意賀美神社の本殿にお祭りされている神様は、水をつかさどる「闇龗神」(くらおかみのかみ=闇淤加美神)という神様です。

ご利益は、慈雨、五穀豊穣、商売繁盛などになります

 

意賀美神社(おかみじんじゃ)の創建はあまりにも古く、はっきりしたことは分かっていません。

少なくとも1300年以上前にさかのぼるのは間違いないようです。

 

また意賀美神社の背後に迫る山は、神於山(こうのやま)といい、命の水をもたらす「神の山」として、いにしえから信仰を集めてきた聖山です。

かつて山伏が修行した場所としても知られています。

意賀美神社同様、その歴史は古く、神於山からは2000年前の銅鑼などが見つかっています。

 

なお、意賀美神社は大阪府内にいくつかありますので、足を運ぶ際にはどうかご注意ください。

 

意賀美神社 雨降りの滝

雅な美しさをたたえる雨降りの滝。エメラルドグリーンの滝つぼも

意賀美神社の雨降りの滝は、「大迫力の豪快な滝」というよりは、洗練された優美さが際立つようなイメージです。

滝を取り巻くようにそり立つ岸壁が、その神聖さを引き立てています。

滝つぼの水もエメラルドグリーンで美しく、周囲の緑と見事に調和した印象を受けます。

実際、意賀美神社の森(鎮守の杜)には定評があり、クスノキ、カシ、ヤマモモなど約70種類の樹木が茂り、大阪府の自然環境保全地域に指定されています。

滝を眺める最高のビューポイントは、水の女神「市杵島姫命」(いちきしまひめのみこと)を祭るお社「厳島神社」のすぐそばです。

 

もうひとつ、雨降りの滝の魅力は、「あそこは空気が違う」と地元の方に言わしめる「体感的な心地よさ」にあります。

ひんやりとした空気感もさることながら、樹々の香りもよく、心を透明にするような清涼感が漂っていました。

 

ただ、滝つぼへのアクセスは現在禁止されています

数年前までは特別な許可を頂く裏技もありましたが、いまは危険を理由に通行止めになっています。

2018年の台風の爪痕がまだ残っていますので、適度な距離を保つ方が美しい滝といえます。(2019年2月現在)

 

奇跡の雨?滝にまつわる伝説

大地を潤す美しい降雨のイメージ写真

意賀美神社の境内を横切るようにして、津田川が流れていますが、そこに「雨降りの滝」があります。

この滝は、水をつかさどる龍神様が鎮まると信じられていて、長い歴史のなかで何度も奇跡の慈雨を降らせてきました。

 

いまから1300年前の聖武天皇の時代――。

近畿地方に始まる未曽有(みぞう)の大干ばつは、静岡や四国にまで広がり、ついには飢饉(ききん)を引き起こします。

苦しむ民をうれい、朝廷は意賀美神社に祈雨を命じました。

すると、この祈りに応えるかのように大地を潤す雨が降りました

このとき、神社をもっと大きくするよう、朝廷から一段と広い敷地が寄進されました。

 

さらに150年ほど後、陽成天皇の命令で「菅原道真公」(いまの天神様)が祈雨した記録もあり、このときも疑う余地のないような「ご利益の雨」が降ったと伝わります。

このころから意賀美神社の神様は、「雨降り大明神」と呼ばれるようになりました。

 

寛永の大飢饉に民を救う!?

農民のイメージカット。雨降り大明神への信仰が民の心を支えた。

意賀美神社に鎮まる龍神様の霊験は、民衆の目でも確認されています。

いまから400年ほど前、全国的な大飢饉(だいききん)に見舞われたとき、意賀美神社に108の村が集まって闇龗神に雨乞いをします。

「もし願いをかなえて下さるのであれば、川向うから神社まで金属の橋をかけてご恩に報います」――。

そう念じながら祈願したところ、突然豪雨が降り出し、乾いた大地も一気に潤いました

神秘の雨を前に、農民らが涙を流したと伝わります。

 

そんな歴史もあって、いまも地域に手厚く守られている意賀美神社。

地元の方の証言によると、2018年の台風による被害を受けた際には、どこからともなく「白装束の一団」が復旧支援に駆け付け、聖域の維持に力を注いだそうです。

 

歯痛にご利益!?井滝岩大明神(抱岩さん)

歯痛に霊験があると言われる抱岩。なぜそうした信仰が生まれたかは定かではない。

闇龗神を祭る拝殿の向かいに、大きな岩があります。

もともとは、意賀美神社のすぐ近く、崖の道のど真ん中にあった大岩で、地域の人たちが抱くようにして道を通り抜けた姿から「抱岩」(だきいわ)と呼ばれるようになりました。

道をふさぐ形で鎮座していたため、ときに谷に落ちて大けがをする人もいたのだとか。

この岩は、交通安全を祈る「井滝岩大明神」が宿ると信じられ、信仰の対象になっていたそうです。

 

道路の拡張工事に伴って、抱岩は現在の位置に据えられましたが、今度は「歯痛の神様」として信仰を集めるようになりました。

その経緯は不明ですが、いまも茶葉を供えて歯の治療を祈る人の姿がみられ、ご利益もあるといわれています

 

また、意賀美神社の最寄りのバス停、南海ウイングバス「宮の台」から参道を下っていくと、右手に岩滝大明神(抱岩さん)を祭るほこらがあります。

井滝岩大明神を祭るほこら

 

こちらもあわせてお参りするのがよさそうです。

ほかにも、意賀美神社の境内には滝不動などが安置されていて、お寺が混在していた時代の香りを残しています。

 

意賀美神社 闇龗神とは

意賀美神社に祭られる闇龗神のイメージ。

意賀美神社にお祭りされる闇龗神(くらおかみのかみ)。

「おかみ」というのは、龍神様を指すワードです。

山に鎮まる龍神様は「高龗神」(たかおかみのかみ)といい、谷などにいらっしゃる龍神様は闇龗神と呼ばれています。

 

意賀美神社(龗神社)は全国にありますが、お祭りしている神様が「高龗神」だったり、「闇龗神」だったりと、場所によってまちまちなのはそのためです。

また高龗神と闇龗神は「一対の存在」という見方もあります。

実際、岸和田の意賀美神社にも、かつては高龗神を祭るほこらがありました。

また京都最強のパワースポットといわれる貴船神社も、本宮に高龗神、奥宮に闇龗神がお祭りされています。

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一方、神話をひも解くと、闇龗神は「火の神の血から誕生した」というエピソードがあります。

伊邪那美命(いざなみのみこと)という女神様が、新しい神様を産んだととき、それが「火の神」だったため大火傷を負ってしまい、「黄泉の国」に旅立ってしまいます。

これに怒った夫の伊邪那岐命(いざなぎのみこと)は、火の神の首を剣で切り落としてしまいます。

剣には火の神の血がしたたりました。

この血が集まって生れたのが「闇龗神」だったそうです。

 

意賀美神社 駐車場&アクセス

意賀美神社には、無料の「駐車スペース」があります。

収容台数は2、3台程度といったところです。

国道170号「土生滝」の交差点を曲がったところにある「単車屋吉田」さんが目印となります。

単車屋吉田さんの右手の小道を入った先に砂利を敷いたスペースがあり、そこに駐車可能です。

鳥居のすぐそばです。

 

MAP

 

車での行き方

  • 阪和自動車道「岸和田泉IC」もしくは「貝塚料金所」下車、約10分

 

公共交通機関での行き方

バス停の写真(東岸和田駅側)

  • JR阪和線「東岸和田駅」から南海ウイングバス「白原車庫行き」乗車、「宮の台」下車すぐ

※バスは1時間に1本しかありません。

※帰りの便は午後4:00が最終でした(2月8日現在)

 

MAP

意賀美神社 基本情報

  • 住所:大阪府岸和田市土生滝町17
  • 拝観時間:境内自由
  • 無料駐車場:有

 

意賀美神社 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は「雨降りの滝」で知られる意賀美神社を参拝しました。

まとめは以下の通りです。

  • 意賀美神社は、慈雨にすさまじい霊験を発揮してきた歴史がある
  • 雨降りの滝は豪快というより優美
  • そり立つ絶壁に覆われた滝つぼも美しい
  • 神域に清涼感がある
  • 歯痛にご利益があるとされる霊石がある
  • 主祭神の闇龗神は水をつかさどる龍神様
  • 谷など低い地点に鎮まることが多い

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

今後も内容を充実させてまいりますので、ご愛読の程、よろしくお願いいたします。

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元全国紙記者。2017年に独立。ライフワークの聖地巡礼を兼ねて、ブログを始める。神社本庁総長や大僧正、大学教授など有識者への取材経験も豊富。編集者としてのキャリアは20年以上となる。

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