西宮神社(西宮市)は、金運アップの効果で名高い神社で、兵庫県を代表するパワースポットの一つです。
お祭りされている神様は、福の神「えびすさま」。
神社はとても明るいムードで、どこか居心地の良さも漂っています。
公共の交通機関はもちろん、マイカーでのアクセスにも優れ、直接境内に車を乗り入れて無料の駐車場に止めることも可能です。
今回は「えべっさん」の愛称で親しまれる西宮神社に行ってきましたので、神社のご利益や見どころ、参拝の順序にまつわる話題、噂の真相などに着いて、まとめてご紹介します。
Contents
西宮神社(西宮えびす)運気上昇に効果
西宮神社(西宮えびす)は、全国に約3500社あるえびす神社の総本社です。
御祭神は、右手に釣り竿、左手に巨大な鯛を抱える「えびすさま」。
「えびす顔」のゆえんとなる優しいお顔立ちで、七福神の一柱に数えられる「縁起の象徴」のような神様です。
解説を挟むまでもなく、関西エリアはもちろん、日本中で愛されている「福の神」ではないでしょうか。
西宮神社の雰囲気も、「厳(おごそ)か」というよりは「明るくスカッとした神域」という印象を受け、「笑う門には福来る」ということわざを体現しているようです。
実際、いつもにこやかに笑っている人には、自然に幸福がやってくるものです。
以前、明石家さんまさんが司会を務めるフジテレビのバラエティ番組「ホンマでっか!?TV」でも紹介されていましたが、笑いが運気を上げる根拠は、科学的にも証明されるところです。
もちろん、笑顔は人を招きやすくなる意味からも、「金運」が上昇するに違いありません。
また神社のご利益・効果は、全国的な信仰の広がりとその歴史が証明するところです。
専用駐車場は無料
もうひとつ、西宮神社のおすすめポイントは、総本社でありながら、人でごった返すような混雑がなく、無料駐車場も使い勝手が良い点です。
国道43号(大阪市内方面)沿いにある「南門」から直接車の乗り入れが可能で、とてもアクセスしやすい形になっています。
このあたりにも、「商売繁盛の神社」らしさがうかがえます。
阪神高速の高架があるため、Googleマップでは少し見ずらいかもしれません。
Googleマップのモードを「航空写真」に切り替え、拡大してもらえれば一目で分かります。
ただし、1月9日から3日開かれる「十日えびす」の期間はようすが一変します。
阪神最大級のお祭りとあって、期間中、実に100万人の参拝者で賑います。
なかでも、「開門神事・走り参り」は、境内は「福男選び」の熱気につつまれ、ニュースでも報道されます。
西宮神社 ご利益&基本情報
以下、西宮神社の基本情報です。
主祭神 | ご利益 |
西宮大神 (蛭子神、恵比寿神)※第一殿 | ・商売繁盛 ・福徳招来 ・豊漁 ・金運上昇 |
- 住所:兵庫県西宮市社家町1-17
- 電話:0798(33)0321
- 参拝時間:AM5:00~PM7:00
(10月~2月はAM5:00~PM6:30) - 駐車場:無料(※祭典などの都合で駐車できない場合も)
- 公式HP: http://nishinomiya-ebisu.com/index.html
西宮神社 交通アクセス
以下、西宮神社へのアクセスです。
電車での行き方
- 阪神線「阪神西宮駅」下車、徒歩3分
- 阪急線「阪急夙川駅」下車、徒歩15分
- JR「西宮駅」下車、徒歩15分
- JR「さくら夙川駅」下車、徒歩8分
車での行き方
■神戸方面から
- 阪神高速神戸線「西宮出口」下車すぐ
■大阪方面から
- 阪神高速神戸線「武庫川出口」下車、約5分
- 阪神高速湾岸線「西宮浜出口」下車、約5分
- 名神高速道路西宮IC下車、約3分
MAP
西宮神社 見どころパワースポット
西宮神社を参拝するのに、「効果を高める順序がある」という説がありますが、果たして事実でしょうか。
実際に現地で神職の方から頂いた回答とともに、かつての取材で得た情報を参考に、その真偽についてまとめました。
また、西宮神社の見どころについても紹介します。
西宮神社に参拝順序がある!?
伊勢神宮を拝むための「神宮遥拝所」を最初に参拝し、続いて「宇賀魂(うかのみたま)神社」で手を合わせ、最後に「沖恵美酒(おきのえびす)神社に参るとご利益のスピードが高まるという説があります。
神宮遥拝所と宇賀魂神社は、本殿に向かって背面にある神池の中心付近、また沖恵美酒神社は南門に向かって左手にあります。
テンションが上がる設定ですが、神職の方いわく、やはり「根拠のない俗説」だそうです。
そもそも神社は、適当なレイアウトになっているわけではありません。
建物の向いている方角や形状などにも、それぞれ深い意味があります。
- 鬼門封じのまじない
- 神様の特徴にちなんで
- 王都や太陽の昇る方角との兼ね合い
- etc…
これは神社本庁のトップの方から聞いた話ですが、神社には、ほんとうに細やかなところで人の心に神様を映す工夫もほどこされているそうです。
宗教の枠を超えて神社に神聖性を感じる人が多いのもそのためです。
また、神社によってはある程度、導線が敷かれているケースも少なくありません。
実際、西宮神社本殿(拝殿)を振り出しに、火産霊(ほむすび)神社から松尾神社まで小さな末社を順に参りすると、自然に「神池」に至りますが、本来はこれがご利益を高める参拝ルートといえます。
以下の境内図をみれば分かりやすいと思います。
ただし、これは神社によってまちまちで、住吉大社や熊野本宮大社のように「正式な参拝の手順」のある神社もあります。
記事としてまとめていますので、ご興味のある方は是非参考にしてみてください。
百太夫神社(ひゃくだゆうじんじゃ)
この地には、かつてえびすさまの人形を手繰って、世間に「えびす信仰」を広めた芸能集団がいました。
人形浄瑠璃(じょうるり)や大阪文楽を生み出すきっかけを作ったのも、この芸能集団です。
そして、この芸能集団がえびす様とともに崇めた神様が「百太夫神」(ひゃくだゆうのかみ)でした。
西宮神社の本殿すぐそばにある「百太夫神社」には、この百太夫神がお祭りされています。
百太夫神は、もともと子どもの病気予防のために庶民の間で信仰されてきた神様。
そのなかで、「おしろい」を子どもに塗るまじないがあり、西宮神社ではいまも初宮参りにこの風習が生きています。
また、百太夫神社「芸能上達の扇子」を奉納する習慣もあります。
ひょっとすると、扇子と「センス」をかけているのでしょうか?
実際、神社では言霊信仰(ことだましんこう)さながらに、「げん担ぎ」の言葉選びが慎重に行われています。
例えば、京都屈指のパワースポットで、水の神様を祭る「貴船神社」では、水を濁らせないための配慮から、「きぶね」と濁音をつけず「きふね」と読ませます。
初穂料は800円。
庭津火神社(にわつびじんじゃ)
庭津火神社は、社殿がなく、塚の形をした封土を拝する古い姿を残した神社です。
いにしえの時代から続く神域というわけです。
庭津火神社にお祭りされているのは奥津彦神(おくつひこのかみ)、奥津比女神(おくつひめのかみ)の2柱で、「かまどの神様」とされます。
庭津火神社は、お祈りの途中、突然お天気雨が降り出すような、プリミティブなパワースポットです。
神域内守護の荒神として信仰されています。
大きな神社は、自然崇拝の時代から続く「いにしえの聖地」に建てられるケースも少なくありません。
そんななかに、「隠れパワースポット」などがあるものです。
西宮神社 御朱印,御朱印帳の値段
西宮神社の御朱印は、本殿に向かって左手にある社務所で頂けます。
初穂料は300円。
また西宮神社の御朱印帳のお値段は1000円。
紺色のシンプルな御朱印帳です。
西宮神社 えびすさまは「長男」!?
西宮神社にお祭りされているえびすさまは、「伊邪那岐」(いざなぎ)、「伊邪那美」(いざなみ)という神様が「最初に生んだ子ども」とされています。
伊邪那岐と伊邪那美は、「天照大神」という一番偉い神様の親でもあります。
ただ、体が悪いことを理由にえびすさまは葦船に乗せて流されてしまいます。
そしてたどり着いたのが「西宮」でした。
いわばえびすさまは、蘇るようにして、海の向こうからやってきた凄い神様だったわけです。
実際、はるかいにしえの時代に「えびすさま」の御神像が網にかかり、漁師の手で引き揚げられたそうです。
ちなみに、えびすさまを神社(神道)の呼び名で示すと、「蛭子神」(ひるこのかみ)といいます。
西宮神社ルポ まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は金運アップのパワースポット、西宮神社をご紹介しました。
パワスポ編集局では関西の金運アップパワースポットのまとめ記事も掲載しています。
本記事のまとめは以下の通りです。
- 西宮神社はえびす様を祭る明るいムードの神社
- 金運アップの効果とご利益で知られる
- 笑顔が運気アップにつながるのは科学的にも証明済み
- 西宮神社に参拝の順序はない。しいて挙げるなら本殿から
- 子供を守護する末社がある
- 庭津火神社は隠れパワースポット。突然のお天気雨は歓迎の証とも
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
内容を一段と充実させていきますので、今後ともご愛読の程、どうかよろしくお願いいたします。