仲源寺(ちゅうげんじ、京都市東山区)は、管理人も以前お世話になった浄土宗のお寺で、眼病平癒のご利益で知られます。
八坂神社の鎮座する京都の大通り、お土産物屋や甘味処などのお店が並ぶ「四条通」にあります。
管理人はかつて「脳からの電気信号が途中でショートする」とても珍しい奇病にかかったことがあります。
実はこの際、両目もおかしくなり、モノがまともに見られなくなりました。
そんな折、たまたま23日の縁日に母が通りかかり、眼病平癒のご祈祷を受けたのが仲源寺とのご縁です。
かなり遅くなりましたが、今回は後遺症を残さず完治したお礼参りを兼ねて、目疾地蔵尊(めやみじぞうそん)と呼ばれるパワースポット「仲源寺」に行ってきました。
「めやみ地蔵」としての信仰が定着するに至った歴史やレアアイテムのだるま、御朱印、アクセスなどをまとめて紹介します。
眼病予防・平癒にご利益 仲源寺の歴史
仲源寺は「目疾地蔵」(めやみじぞう)、「仲源さん」と親しまれるとても小さなお寺で、創建はいまから約1000年前。
仏像の彫刻も手掛ける「定朝」(じょうちょう)というお坊さんが四条大橋の北東に地蔵尊をお祭りしたのが始まりとされます。
山号は福寿山。
この地蔵尊が最初に注目を集めたのは「雨止」(あめやみ)のご利益でした。
1222年、大雨の影響により氾濫した鴨川――。
防鴨河使(ぼうかし)に選ばれた中原為兼(なかはらためかね)は、一瞬、自分の目を疑います。
連日続く大雨の影響で、河川は荒れ狂い、橋も民家も民も押し流されていく、恐ろしい光景が広がっていました。
人々の救出に獅子奮迅の活躍を続ける一方で、為兼はこの地蔵尊に深い祈りを捧げます。
すると大雨はやみ、洪水の厄災も収まりました。
以降、後堀川天皇の勅願寺として、中原の字に「人」と「水」を添えた「仲源寺」という名前になりました。
一方、目疾(めやみ)地蔵としての信仰を集めたのは、この後の話です。
信仰深い老夫婦の眼病をみずからの右目に移し、身代わりになったという逸話から「雨止地蔵」(あめやみ)がいつしか「目疾地蔵」に転じたと伝わります。
いずれにしても、霊験のある地蔵菩薩として、江戸時代には「名地蔵」の一尊に数えられていました。
仲源寺 ご本尊
ご本尊「木造地蔵菩薩座像」は室町時代の作とされ、毎月23日に月例法要が営まれます。
このとき、眼病予防・平癒の祈願が行われます。
わらにもすがる思いの方は、一度お参りを検討してみてはいかがでしょうか。
因果関係までは断言できませんが、管理人もご利益があったと信じています。
何より、目が後遺症を残さずに完治したのは事実です。
仲源寺 起き上がりだるま
厄除開運起き上がりだるまは、2月2、3の両日開かれる節分会で授与されます。
この日限定のだるまだけに、注目度の高いレアアイテムです。
竹生島の弁才天のしあわせダルマに少し似ています。
仲源寺 御朱印
仲源寺の御朱印です。
授与料は300円。
本堂に向かって左手の納経所で頂けます。
仲源寺 基本情報&アクセス
- 住所:京都市東山区四条通大和大路東入ル祇園町南側585
- 電話:075(561)1273
- 拝観時間:AM7:00~PM7:30(拝観無料)
- 駐車場:なし
アクセス
- 京阪「祇園四条駅」下車、徒歩1分
MAP
仲源寺 まとめ
いかがでしたでしょうか。
先ほど、住宅街の公園のベンチに腰を掛けていたところ、背中に突然「カブトムシ」が止まりました。
これは何かの吉報かもしれません!
そんなことはさておき、今回は、仲源寺について紹介させていただきました。
まとめは以下の通りです。
- 仲源寺は眼病平癒・予防のパワースポット
- 本尊は雨止、眼病平癒に強力な霊験が宿る名地蔵
- 管理人も母を通じてお世話になった
- 23日の月例法要で眼病平癒祈願が行われる
- 御朱印は2種類ある
- 節分には起き上がりだるまが授与される
最後までお読みいただきありがとうございました。
仲源寺のほど近くには、いにしえより町の守護を担ってきた「八坂神社」があります。
パワースポットたる理由なども紹介していますので、よろしければ合わせてご参拝ください。