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パワースポット雑学 おみくじの正しい引き方は? お釈迦様は「あだ名」!?うんちく7選

 

意外に知らない神社・仏閣での作法だが、パワースポットめぐりを続けるなら是非とも覚えておきたい。

パワースポットのメジャーどころといえば、神社仏閣です。

どちらも、最大限の敬意を払うべき「神仏」のおわす特別な場所だけに、しきたりや習慣がたくさんあります。

その分、「素朴な疑問」というのも生れがちです。

  • なぜ神社では鈴を鳴らすのか
  • お寺は日本にどれくらいの数があるのか
  • そもそも寺と神社って何が違うのか

また、みそぎや参拝などにまつわる「特殊な作法」は、聞かないと絶対に実践できません。

定番のおみくじでさえ、「正しい引き方」を知っている方は少ないものです。

 

ここでは、そんな「うんちく」まとめました。

少しでも覚えて頂ければ、パワースポットめぐりの面白さが増すかもしれません。

【神道·仏教】パワースポット雑学1 おみくじの引き方

いろんなタイプのあるおみくじだが、実は正しい引き方がある。写真は霊水につけると占いが浮かび上がる下鴨神社の水みくじ。

神社系パワースポットの楽しみの一つといえば、おみくじです。

霊水にひたすと占いが浮かび上がる水みくじや、可愛い動物の小物とセットになったタイプなど、全国の神社にはさまざまなおみくじが存在します。

ただ神社のおみくじには、正しい引き方があるって、ご存知でしたか?

 

おみくじはひくときに、「いつ」「何を」占うのかを思い浮かべねばなりません

  • 今年の金運は?
  • 転職を目指した場合は?
  • 旅行中の恋愛運は?
  • 引っ越ししても問題ないか?

神様に直接うかがう姿勢で、具体的なイメージをもって引いてください。

 

そして、おみくじを引いた後にも、正しい結び方があります。

凶だったからといって、その場で結んで帰るのは実はNGです

結果がどうであれ、必ず一度持ち帰るのが正解です。

 

1年なら1年、1カ月なら1カ月、想定した期間が過ぎるのを待って、神社に結びに行きます

もし、おみくじを引いた神社が遠くて行けないときは、氏神さまを祭る最寄りの神社でも構いません

 

また、仮に凶を引いたところで、問題はありません。

神様から「リスクを教えて頂いた」と考えると、おみくじの価値は一段と増します。

 

ぜひ、正しい方法を念頭に、おみくじを引いてみてください。

気持ち悪いぐらい、正確な占い結果が出るかもしれませんよ。



【神道·仏教】パワースポット雑学2 神社も寺も「コンビニ」より多い

日本のパワースポットはコンビニよりも多い。豊かな国たるゆえんか。写真は熊野速玉大社。

日本フランチャイズチェーンの調べでは、コンビニは全国に約5万5000軒(2017年12月末現在)あるとされます。

その便利さゆえに、毎日利用する人もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

ところが、お寺と神社は、コンビニの数を凌駕します。

文化庁の宗教年鑑(平成25年度版)によると、日本にあるお寺の数は約7万5000寺に上り、神社に至っては、約8万社もあります。

 

つまり、日本はコンビニよりも「パワースポット」の方がはるかに多いわけです。

資源がなくても豊かな国でいられるのは、実はそのあたりにヒントがあるのかもしれません。

 

「そもそもお寺と神社の区別がつかない」という方は、是非、神社とお寺の違いをまとめた記事をお読みください。

神社とお寺の簡単な見分け方はこちら



【神道·仏教】パワースポット雑学3 お坊さんは凄い人数

神職の2万人に対しお坊さんの数は30万人を超えている。写真は西国第一札所の那智山青岸渡寺。

日本にお坊さんって、何人ぐらいいるのでしょう。

ちなみに、神社の神職の人の数は約2万人です。

僧侶の数もだいたい同じぐらいと思われるかもしれませんが、実はその15倍。

お坊さんは日本全国に31万人もいるそうです
※文化庁・平成25年度版宗教年鑑による

 

なぜこんなにお坊さんが多いのか。

その理由を「公益社団法人仏教伝道協会」に尋ねてみると、「31万人という数字は僧侶の資格を持っている方の総数で、実際にお勤めをしていない人も含まれる」とのことでした。

ただ世界は広く、ミャンマーのような「人口の1割がお坊さん」という国もあります。

【神道·仏教】パワースポット雑学4 釈迦は「部族名」

釈迦は部族名が由来。悟りを開き、ブッダになった。如来という敬称もある。

お釈迦様は、いわずと知れた仏教の開祖です。

もともとはガウタマ・シッダールタという名前で、シャーキャ族という部族の王子様でした。

真理を求めて29歳で出家、その後菩提樹の下で深い瞑想に入り、悟りを開きます。

以降、ガウタマ・シッダールタは「釈迦牟尼」(しゃかむに)と呼ばれるようになりました。

 

「しゃか」は部族名の「シャーキャ」を漢字表記にしたもの。

「むに」は現地の言葉(サンスクリット語)で「聖者」を指します。

つまり、釈迦牟尼は、現地の発音そのままに、「シャーキャ族の聖者」というあだ名(=尊称)になるわけです

 

お釈迦様にはほかにも「ブッダ」という呼び名があります。

これは「悟った人」「目覚めた人」を意味します。

また、「如来」という敬称まで存在します。

 

ガウタマ・シッダールタも、釈尊も、仏陀も、如来も、すべて同一の存在です。

なかでも一番親しみを覚えやすい呼び名が、やはり「お釈迦様」ではないでしょうか。

釈迦にまつわるより詳しい記事はこちら



【神道·仏教】パワースポット雑学5 お札の効果は無期限

お札の効力は1年に限定されていない。いずれにしても清潔に保つのが大切。

神社でお札を頂くと、1年後にお返しするのが習わしです。

ただ、御札の効果が1年でなくなることはありません。

 

ではなぜ1年で神社に返す習わしなのか。

これは神社側の商売っ気というより、神様に失礼がないようにするためです。

お札は神様の宿る場所になりますので、すすやほこりで汚れていては「不敬」に当たります。

1年でお札を取り替えるのもそのためです。

【神道·仏教】パワースポット雑学6 お釣りの調整はNG

神社でお釣りの端数調整はマナー違反。お釣りの出ないように納めるのがベストだ。

神社で600円のお守りを買うとき、もし小銭を持ち合わせていなければ、1000円札に100円を合わせて、「五百円玉のお釣り」をもらいたくなるのが日本人の心情です。

ただこの行為、神社ではNGです

 

神社でお金を支払う行為は、本来「お供え」を意味します。

祝儀や香典と同じく、本来はお釣りが出ないように渡すのがマナーです。

お守りを買うのにそこまで徹底するかはともかく、お釣りの端数調整は避けるべきです。

 

値札に書かれている「初穂料」というのは、「神様に奉納する金銭」を意味します。



 

【神道·仏教】パワースポット雑学7 神社で鈴を鳴らす理由

鈴には魔除けの力があるとされる。日本神話では天照大神を天の岩戸から呼び出すのに用いられた。

神社で鈴を鳴らすのはなぜか。

それは、涼しい音で参拝者を祓い(はらい)清め、神様をお呼びするためです。

もともとは巫女舞の神楽鈴がはじまりで、その原型は日本神話「天岩戸伝説」の中にあります。

 

鈴は古来から悪霊を払う道具として用いられてきましたが、神社で鈴を鳴らす作法が定着したのは、意外なことに「戦後」からです。

意識しないとなかなか気づかないものですが、伊勢神宮や出雲大社、石清水八幡宮など、鈴のない神社はいくらでもあります。

 

また鈴の語源は「涼しい」の「すず」から取ったという説や、朝鮮語起源説などもあるようですが、はっきりとしたことは分かっていません。

【神道·仏教】パワースポット雑学  まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回はうんちく7選をご紹介しました。

まとめは以下の通りです。

  • おみくじには正しい引き方が存在する
  • お寺も神社もコンビニの数を上回る
  • お坊さんの数は30万人を超える
  • 釈迦は部族名
  • お札の効果は無期限
  • 神社でお釣りの調整はNG
  • 鈴を鳴らすのは身を清め神様をお呼びするため

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後とも内容を充実させてまいりますので、どうか引き続きご愛読ください。

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