鞍馬寺は、京都最強との呼び名の高いパワースポットです。
鞍馬寺が鎮座するのは、古神道や密教の修行場でもあった神聖な鞍馬山。
鞍馬山自体に強力な力が宿るため、独自のパワースポット探しが楽しめます。
本堂前の石畳に描かれた六芒星は、宇宙とつながる場所として、長蛇の列ができることも多々あります。
また鞍馬寺は、鞍馬天狗が牛若丸に兵法を指南した伝説が残されており、奥の院「魔王殿」にはただならぬ気配が漂っています。
鞍馬寺の本堂は山上にありますが、専用のケーブルカーを利用すれば、アクセスもスムーズ。
鞍馬寺から貴船神社には歩いて行ける距離にあり、あわせて参拝することも可能です。
今回は、鞍馬寺を訪ねましたので、六芒星の秘密や効果、ご利益、見どころ、アクセス情報なども含めて紹介します。
※2018年9月4日の台風21号による被害で、奥の院に拝観できない状況が続いていましたが、すでに復旧しています。
森の再生にはまだ少し時間がかかりそうですが、貴船神社への通り抜けも可能です。
Contents
鞍馬寺の六芒星 三角を踏むのはNG
鞍馬寺は 、古神道や密教の山岳修行の場として栄えた霊山「鞍馬山」にあるお寺で、650万年前に「魔王」が舞い降りた地。
東を鞍馬川、西を貴船川に挟まれた「一級のパワースポット」として、数々の不思議な逸話を伝える浄域です。
鞍馬寺は、鞍馬天狗が牛若丸に兵法を指南した場所としても有名で、叡山電鉄「鞍馬駅」では鞍馬天狗がにらみをきかせています。
本殿金堂と呼ばれる本堂に祭られているのは「毘沙門天」(びしゃもんてん)「千手観音」(せんじゅかんのん)「護法魔王尊」(ごほうまおうそん)の三尊。
三尊を合わせて「天尊」といいます。
そして、その手前の石畳に描かれる「六芒星」が人気のポイント。
鞍馬寺によると、これは尊天の波動が広がる「星曼荼羅」を模したもので、宇宙とつながる修行の場です。
ここに立って手を広げ、「宇宙との一体化」に挑戦する人も少なくありません。
順番待ちの列ができることもありますが、尊天をあらわす中心の「三角」を踏むのはNGです。
一方奥の院は、鞍馬山随一の聖地とされ、「魔王殿」と呼ばれるお堂などが控えます。
「鞍馬山随一」とうたわれる強力なパワースポットだけに、ここも押さえておきたいポイントです。
鞍馬寺から貴船神社 参拝含め2時間
鞍馬山を越えると西門があり、ここから「貴船神社」へのアクセスが可能です。
上の写真が西門と、鞍馬山を下りて貴船神社にアクセスするための橋です。
ただ、鞍馬寺から貴船神社までの道のりを、すべて歩いていくにはそれなりの体力が必要です。
ゆっくり参拝すると、少なくとも2時間はかかります。
管理人は半日で回りましたので、相当疲れました…。
山中だけに突然雨が降ることもありますが、本堂近くにある休憩所で傘を買うことができます。
1本500円でした。
鞍馬寺 ご利益は財運アップ
鞍馬寺のご利益は「財運アップ」「厄除け」「戦勝」などです。
これは、福徳の神とされる「毘沙門天」を祭るお寺であるためです。
ただ、鞍馬寺の鎮座する鞍馬山は、山全体に力が宿る特殊な場所。
一般的に力の強いポイントのほかにも、自分に合ったパワースポットというのが存在します。
鞍馬寺にも確認をとりましたが、そこが最強パワースポット「鞍馬寺」を味わう上での一番のポイントといえます。
そのため、得られる効果も人によって異なります。
リアルなスピリチュアルスポットならではの楽しみ方として、ぜひ鞍馬寺で自分独自のパワースポットを探してみてください。
鞍馬寺 本殿金堂と星曼荼羅
鞍馬寺で、最も人気のパワースポットが、本殿金堂前にある「星曼荼羅」です。
この六芒星の意味について、鞍馬寺による解説では、凄いスケールの内容が記されています。
本殿金堂前の金剛床は、宇宙のエネルギーである尊天の波動が果てしなく広がる星曼荼羅を模し、内奥に宇宙の力を蔵する人間が宇宙そのものである尊天と一体化する修行の場となっています。
引用元:鞍馬寺公式HP http://www.kuramadera.or.jp/
鞍馬寺の教えでは、毘沙門天を「光」、千手観世音菩薩を「慈愛」、護法魔王尊を「活力」ととらえ、羅万象を生む「宇宙エネルギー」と説いています。
そして、3尊が一体となった存在が「天尊」。
さらに、天尊と人間が一体になる修行の場が、本殿金堂前の星曼荼羅というわけです。
ここを目当てに訪れる参拝者も目立ちます。
このヘキサグラムのなかで祈りを捧げると、願いが叶うという噂もあります。
どうしてもやってみたくなるのが自然な心の動きです。
そのため、順番待ちの列ができることもしばしばです。
ただ正直なところ、簡単に宇宙につながれるものとも思えません。
とてもテンションの上がる設定ですが、何か足りない気がします…。
そこで、少し調べてみました。
足りないのは、アクセスに必要な鍵、「マントラ」かもしれません。
本邦初公開、「鞍馬弘教」の教義に従い、心の中でこう唱えてみてください。
「月のように美しく、太陽のように暖かく、大地のように力強く…すべては尊天にてまします」
ただし、中心部の三角形は踏まないようにご注意ください。
鞍馬寺 魔王殿は随一のパワースポット
鞍馬寺の奥の院には、護法魔王尊を祭る「魔王殿」が鎮座します。
本殿金堂とはまた違った、ただならぬ雰囲気を醸す聖域です。
お祭りしている護法魔王尊は、いわゆる魔界の王ではなく、大地の霊王にして「地球」を象徴する存在にあります。
ほかにも、ヒンズー教に登場する、金星からやってきた神様「サナト・クマーラ」から転じたとの説や、天狗の中で一番偉い「僧正坊」だったとの見方もあります。
これは、60年に一度公開される秘仏の姿から、そう推測されるようです。
鞍馬寺 見どころ
鞍馬寺の見どころは、本殿金堂や星曼荼羅、魔王殿だけではありません。
山全体が聖地といえるだけに、見どころは数えきれないほどあります。
何より、自分独自のパワースポット探しもおすすめです。
ここでは、その一端を紹介します。
木の根道 牛若丸の修行場
魔王殿に至る参道には、地面を木の根がはっている不思議なエリアがあります。
牛若丸が鞍馬天狗に修行をつけてもらった場所です。
これは、木の根っこが固い岩盤に阻まれ、地面から飛び出した影響と思われます。
聖地らしい、とても神秘的な光景です。
ここを最強のパワースポットに据える人も少なくありません。
鞍馬寺 阿吽の虎(あうんのとら)
鞍馬寺では、狛犬に変わって「虎」が門を守護しています。
これは、虎が毘沙門天の使いとされるためです。
この聖獣、阿吽(あうん)の虎といいます。
「あ」から始まり、「ん」で終わることから、「阿吽」は宇宙の全てを包含するそうです。
一つひとつが、とてもスケールの大きな話ですね。
ちなみに毘沙門天も、寅の月、寅の日、寅の刻にこの地に現出されたといいます。
最後になりましたが、鞍馬寺の境内には、由岐神社があります。
鬼一法眼社のほど近く、楼門を貫くかのように鋭くそびえる3本の巨木が目印です。
もともと京都御所にあった霊験あらたかな神社で、いまから1000年以上前、世の乱れを鎮めるために、この地に移されました。
せっかく鞍馬寺まで足を運ばれるのであれば、あわせてお参りすることをおすすめします。
記事をまとめていますので、よろしければ参考にしてください。
鞍馬寺 基本情報
■住所:京都府京都市左京区鞍馬本町1074
■電話:075(741)2003
■拝観時間:AM9:00~PM4:30
■愛山費(≒拝観料):300円
■ケーブルカー:200円(片道)
■駐車場:なし(近隣に有料駐車場有)
■公式HP: http://www.kuramadera.or.jp/
鞍馬寺 交通アクセス&駐車場
鞍馬寺には専用の駐車場がありません。
マイカーの場合、最寄りのパーキングを利用することになります。
また、山道を登ることになりますが、体力に自信のある方は、ケーブルを使わずに、徒歩での参拝をおすすめします。
ご利益の効果も高まるかもしれません。
電車での行き方
車での行き方
■東京方面~
⇒新名神「京都東IC」下車、約50分
■大阪方面~
<名神高速道路経由>
⇒「京都南 IC」下車、約50分
<阪神8号京都線経由>
⇒都市高上鳥羽下車、約50分
鞍馬寺 御朱印
鞍馬寺の御朱印です。
本殿金堂内にある授与所で拝受できます。
授与料は300円。
鞍馬寺 遠方から参拝するには
遠方から参拝する場合は、早めの予約をおすすめします。
パワスポ編集局のイチオシは、国内最大級の旅行予約サイト「楽天トラベル」です。
情報が網羅されているため、価格帯や立地条件などを比較しやすく、とても便利です。
(京都は外国人観光客の宿泊も増えていますので、予約はぜひお早めに)
\パワスポ編集局のおすすめ/
>>国内ホテルの値段を調べてみる<<
鞍馬寺ルポ まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、鞍馬寺を紹介しました。
鞍馬寺の徒歩圏内には京都を代表するパワースポットのひとつ「貴船神社」もあります。
またパワスポ編集局では京都最強パワースポット7選の記事も掲載しています。
鞍馬寺のまとめは以下の通りです。
- 鞍馬寺は立地条件からも一級のパワースポット
- ご利益は財運アップや戦勝など
- 鞍馬山では独自のパワースポット探しが楽しめる
- 本堂前の石畳に記された六芒星は宇宙とつながる修行の場
- 六芒星のなかでマントラを唱えると効果が上がるかも
- 六芒星の中心に描かれた三角形を踏むのはNG
- 鞍馬寺の奥の院にある魔王殿は最強のパワースポット
- 魔王は大地の霊王で天狗との説も
- 牛若丸が修行した木の根道という場所がある
- 寺の門を守護するのは虎
- 境内には由岐神社がある
最後までお読みいただきありがとうございました。
内容を一段と充実・更新してまいりますので、今後ともご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。
台風21号の被害状況から全復旧
鞍馬寺では、2018年9月4日の台風21号による被害を受け、拝観に大きな影響が出ていましがた、年明けには魔王電へのアクセスも可能になり、全復旧を遂げました。
一時ケーブルカーがストップし、本殿へのアクセスすら叶わぬ状態になっていました。
現在は、貴船神社への通り抜けも可能な状態に戻っています。
※2020年1月17日現在