伏見稲荷大社(京都市伏見区)は、京都でも「超メジャー級」のパワースポットです。
国境を越えて人が集まる「世界規模の聖地」といっても過言ではありません。
鮮やかな朱が眩しい「千本鳥居」など見どころも多く、平日でも国内外からの参拝者が途切れることのない人気ぶりです。
その一方で、何かと誤解の多い神社でもあります。
伏見稲荷大社は「狐の神様」というイメージが定着している上、「相性」や「属性」、「向き・不向き」などの説を気にする人も少なくありません。
結論から言うと、あまり気にする必要はなさそうです。
むしろご利益の効果は、その歴史と信仰の厚さが証明するところではないでしょうか。
今回は、世界に誇る京都のパワースポット「伏見稲荷大社」の見どころや注意点、稲荷山で見逃せないポイントなどをまとめました。
俳優・西村和彦さんの生家である境内の茶屋「にしむら停」で不思議なお話を伺いましたので、あわせてご紹介します(「こだま池で行方不明者詮索」に詳細)。
交通・駐車場情報なども詳しく掲載しています。
Contents
伏見稲荷大社の神様は狐!? 相性の話は本当?
伏見稲荷大社は、全国に約3万社あるといわれる「お稲荷さん」の総本社。
五穀豊穣、商売繁盛の神様として、1300年以上も前から人々の信仰を集めてきました。
いまは日本を代表する金運アップのパワースポットとしても注目を集め、連日多くの参拝者でにぎわいます。
実際、筆者も最近ロト6で高額当選を果たしました。
高額当選といってもささやかな額ですが、パワースポットへのロマンを感じずにはいられません。
さて、お稲荷さんといえばまず「狐」をイメージされる方が多いのではないでしょうか。
ただ、お稲荷さんは「狐の神様」をお祭りしているわけではありません。
狐(白狐)はあくまでも眷属(けんぞく)と呼ばれる「神様のお使い」で、いわば「狛犬」と同じ立ち位置に当たります。
実際、伏見稲荷大社を参拝すると、白狐が狛犬と同じように、参道を挟んで一対で並んでいるのがわかります。
本殿にお祭りされる主祭神は、食物をつかさどる「宇迦之御魂大神」(うかのみたまのおおかみ)をはじめとする5柱の神様。
5柱の神様を合わせて「稲荷大神」(いなりおおかみ)といいます。
属性は「風」
一方、ちまたでは「神社には属性があり、そこで相性が決まる」という説があり、伏見稲荷大社は「風属性」に当たるとされます。
この説について、僧侶や宮司、気功師など、複数の専門家筋に聞いてみたところ、全員が否定的な見方を示しました。
とはいえ、見方によっては確かに「相性がいいケース」はあるようです。
相性の良さは平たく言うと「ご縁」にかかわるもので、「行ってみなければ分からない」というのが本当のところだそう。
また、逆に運気が下がるようなことは一般的にないとされます。
ただし、むやみにほこらなどに触れるのはNG。
とくに、崇敬者が奉納した物に触るのはご法度です。
覚えておいて絶対に損はありません。
なお、属性説の話題については、詳しく記事をまとめていますので、ご興味のある方はぜひ一読ください。
稲荷山の参拝 所要時間は往復4時間
伏見稲荷大社は「稲荷山」にあり、塚や社、ほこらが数えきれないほどあって、多彩な神様がお祭りされています。
伏見稲荷大社は、背後に霊山が控え、浄化をもたらす川に守られる立地条件からも、パワースポットの典型に合致するところです。
とくに稲荷山は、二条城を起点に「良い気が通り抜けている」との説も。
これまでコツコツと準備し努力してきたことがある場合、大きなご加護が得られ、ご利益の効果が一段と高まるといわれます。
また稲荷山は、大阪の穴場パワースポット「磐船神社」に分霊された神様が鎮まるなど、知られざるスピリチュアルな一面もあります。
この磐船神社には「謎に包まれた石碑」がありましたが、最近、伏見稲荷大社とのゆかりが紐解かれました。
記事に詳しくまとめましたのでぜひお読みください。
稲荷山全体を巡拝するには結構なエネルギーが必要で、所要時間は片道2時間程度と決して楽な道のりではありません。
詳しい情報は後段にまとめて掲載していますので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
観光地としても魅力
伏見稲荷大社は、「千本鳥居」や「おもかる石」など見どころがいっぱいで、外国人観光客の姿も目立ちます。
トリップアドバイザーによる2014年のランキング調査では、外国人観光客が選ぶ「日本で行きたい観光地」のナンバーワンに選ばれました。
伏見稲荷大社はアクセスもよく、京都の市街地までもすぐに繰り出せます。
拝観料が無料というのも、観光客から支持されるポイントです。
伏見稲荷大社 見どころパワースポット
稲荷山全体をめぐるには、それなりの体力が必要です。
もちろん山全体を巡礼するのがおすすめですが、観光を兼ねた場合など、時間に制約がある人も多いはず。
ここでは、最低限押さえておきたい伏見稲荷大社の見どころをまとめました。
千本鳥居 京都観光の超定番
伏見稲荷大社の象徴的な存在が「千本鳥居」。
延々と続く「朱の結界」は、とても幻想的な光景です。
神域と俗世を分かつ鳥居の連続に魅せられる外国人観光客は多く、写真を撮る姿が目立ちます。
10m刻みにシャッターを切る外国人観光客やインスタグラムへの投稿を狙いにスマホをかざす人が後を絶ちません。
正直なところ、伏見稲荷大社は素晴らしいパワースポットですが、人の多さが難点です。
平日でも混雑していますが、朝早くを狙えば、鳥居のトンネルを願かけしながら、比較的ゆっくり歩くことができそうです。
また閉門時間はありませんので、夜の幻想的な雰囲気を楽しむのもおすすめです。
千本鳥居がパワースポットの理由は?
伏見稲荷大社の千本鳥居がなぜパワースポットなのか――。
実は千本鳥居に映える朱は「稲荷塗り」と呼ばれ、魔力に対抗できる色といわれます。
また伏見稲荷大社によると、朱には「生命」「大地」「生産の力」が宿ると考えられています。
このほか、鳥居を通ることは、願いを「通す」、もしくは「通った」ことにつながるため、願望成就の効果が期待できるとされます。
伏見稲荷大社全体の鳥居の数は、千本鳥居を含めてざっと1万基。
「願いが通った人」からの奉納が積み重なり、ここまで増えた鳥居の回廊――。
それは、伏見稲荷大社への信仰の厚さ、ご利益の大きさを物語っています。
鳥居の値段は?
蛇足ですが、鳥居は一番小さい5号サイズで17万5000円。
一番大きな10号サイズになると130万円を超えます。
奉納する場所によって、お値段(初穂料)が変わるのだとか。
熊鷹社は最強のパワースポット
千本鳥居のさらに先、奥社を抜けて稲荷山へと続く鳥居の回廊をどんどん進んでいくと、ほこらや塚がたくさん姿をあらわします。
さらにその奥、池に突き出す形で鎮座しているお社が、最強のパワースポットと指摘される「熊鷹社」(くまたかしゃ)。
熊鷹社を訪ねる場合は、参拝にかかる全体の所要時間として、少なくとも1時間は必要になるイメージです。
熊鷹社は、すでにお山めぐりコースの一部といえ、ここで踵を返してしまう人も少なくありません。
熊鷹社では、羽白熊鷹(はじろくまたか)という「鷹の神様」をお祭りしています。
幾本ものろうそくの火がゆらめき、とても厳かな雰囲気を醸しています。
そのただならぬ気配に、少し怖い印象を受ける人も少なくありません。
熊鷹社は、勝運アップのご利益で知られます。
祈願用のろうそくは、向かいの休憩処「竹屋」さんで購入できます。
ビジネスなどで大きな勝負事を控える方は、足を運んでみてはいかがでしょうか。
こだま池(新池)で行方不明者詮索!?
熊鷹社に面する池は「新池」という名前ですが、「こだま池」の愛称で親しまれています。
手をたたき、こだまが返ってきた方向には、行方不明者の手掛かりがあるといわれています。
またこの池は、「心願成就の占い」ができることでも知られます。
やり方はとても簡単。
熊鷹社で願いごとをした後、新池に向かって柏手を2回打ちます。
このとき、こだまが近くから返ってくれば願いは早く叶い、遠くからだと遅くなるというものです。
ただ「こだま池」にはなぜ、行方不明者詮索にまつわるおまじないが残されているのでしょうか。
今回の取材では、俳優の西村和彦さんの生家「にしむら停」でその謎を解くヒントを聞くことができました。
詳細は「にしむら停と不思議な逸話」の項目にまとめていますので、興味のある方はぜひお読みください。
「幸運の黒猫」に出会う
黒猫は縁起が悪いというイメージをお持ちの方も多いようですが、むしろ逆。
日本では福猫といわれ、海外でも幸運を運ぶ縁起のいい存在としてとらえる国が多いのが実態です。
夏目漱石の小説に登場する猫の「吾輩」も、黒猫がモデルという事実はあまり知られていません。
伏見稲荷大社でも多くの目撃談がありますが、実際、参拝するたびに同じ黒猫を見かけます。
この神社を根城にしているのかもしれません。
ちなみに場所は「こだま池」、この日は完全にカメラ目線でした。
おもかる石 願望成就を占う
千本鳥居を通り抜けると、奥社奉拝所がお目見えします。
ここに、伏見稲荷大社の人気スポット「おもかる石」があります。
願いごとをしてから、この霊石を持ち上げ、予想より軽ければ「願いが叶う」、重いと「願いは遠い」という結果となります。
おもかる石自体は全国の神社でよくみかける霊石ですが、目の前にあると試してみたくなるのが心情です。
ただ、休日は長蛇の列ができ、長い待ち時間にうんざりした表情を浮かべる人も。
そこで並ぶのが面倒な方に、そっと「裏技」を耳打ちします。
実はおもかる石、稲荷山の穴場神社、「伏見神宝神社」(ふしみかんだからじんじゃ)にも置いてあります。
伏見神宝神社は、奥社奉拝所から歩いてすぐのところにあり、重軽石もすぐに挑戦できます。
下段に紹介する「根上がりの松」のすぐそばにある小道からアクセスできます。
案内板も設置されているため、まず迷うことはありません。
重軽石自体は決して珍しいものではなく、以下の神社などにも置いてあります。
根上りの松 腰痛や神経痛に効果!?
根っ子が地面から持ち上がって、股のように分かれている珍しい形の松です。
奥社奉拝所から熊鷹社に続く参道の途中にあります。
投資家の間では、「値が上がる値上がり松」として崇められています。
また、松の股を下からくぐると、商売繁盛、腰の病や肩こり、神経痛に効果があるとされ、「膝松さん」と呼ばれています。
また、投資家の間では、根っこが2つ持ち上がっていることから、「値が上がる値上がり松」として崇拝されています。
伏見稲荷大社 稲荷山は4kmの道のりに
伏見稲荷大社の神体山である稲荷山。
このお山にある神蹟の参拝を「お山めぐり」といい、「ディープなパワースポット」を満喫したい方におすすめです。
ただ、約4kmの道のりになる上、山だけに急な階段も少なくありません。
所要時間も、本殿や奥宮などを含めてゆっくり参拝すると、トータルで往復4時間はみておく必要があります。
それでも、お山をめぐる価値は十分にあります。
ちなみに、お山めぐりでのお役立ち情報は以下の通りです。
- スマホの電波は入る
- 自動販売機のペットボトル飲料の相場は200円
- トイレは御膳谷奉拝所のそばに1カ所ある
- 四辻と呼ばれる分岐点が最高のビューポイント
- 猿や猪が出没することがありカメラを向けると危険
お山めぐり 外せないのはここ!
伏見稲荷大社の背後に迫る「稲荷山」には、ほこらやお社が星の数ほど点在していて、主要なお社だけでも15社はあります。
一つひとつ丁寧に参拝していると、確実に半日はかかります。
ここでは熊鷹社から先にある、是非立ち寄りたいポイントをまとめました。
眼力社 手水舎は激レアの狐
眼力社は、お山めぐりの中でも外せないお社のひとつです。
「眼の病が良くなる」などのご利益をうたうお社ですが、「先見の明・眼力が授かれる」として、企業関係者や商売人らの厚い信仰を集めています。
とくに注目したいのが、日本でも極めてレアな「狐の手水舎」(写真上)。
大阪で有名な彫刻家が手掛けたものだそうですが、本命は、稲荷山で唯一となる「御神水」です。
眼力社の位置する御膳谷(ごぜんだに)の天然水をくみ上げたもので、参拝者のために24時間、流し続けています。
向かいのお店の女将で、眼力社の守人(もりと)を務める方いわく、飲用も可能だそう。
ただし、ペットボトルにくんでの持ち帰りは禁止されていますので、くれぐれもご注意ください。
管理人も飲んでみましたが、とてもまろやかで水で、なかなかの美味。
もちろん、お腹をこわすこともありませんでした。
ただし、飲用はどうか自己責任で。
守人の方いわく「山水に慣れていない人が飲むと、お腹をこわすかもしれない」とのことでした。
伏見稲荷大社 長者社(御劔社)のパワーストーン
長者社(御劔社)は、稲荷神の力を借りて、三条小鍛冶宗近という刀鍛冶が名刀「小狐丸」を鍛えた場所とされます。
そんなゆえんから、「ものづくりの神様」としての信仰が寄せられています。
特に注目されるのは、社殿の裏手に祭られる「劔石」(つるぎいし)。
高さ3mほどの大きな岩で、古くから神様が宿る「磐座」(いわくら)としてあがめられてきました。
注連縄(しめなわ)をかけて雷神を封じ込めた岩という説もあり、この岩は「雷石」とも呼ばれます。
また、この霊石を手で触れると「運気がアップする」といわれていて、パワーストーンとしての効果にも注目が集まっています。
山頂の上之社で「人気者」に
稲荷山でもっとも空に近い場所、標高233mの頂上に鎮座するのが「上之社」。
お山の踏破を目指す人にとっては、必ず通るポイントであり、また、ひとつの目的地とえいるお社です。
階段から社殿を見上げるだけでも、突き抜けるような開放感が味わえます。
上之社にお祭りされているのは、商売繁盛のご加護が頂ける「末広大神」というとても縁起の良い名前の女神様。
末広大神は商売繁盛のほかに、「人気」「芸能」「指針の英知」を授けるともいわれます。
ちなみに、各お社の足元に設置されている台は「座るスペース」。
稲荷祝詞をあげたり、お経を唱えたりするときに使うものです。
ここに立って拝んだり、土足で上がったりするのはマナー違反になりますので、どうかご注意ください。
伏見稲荷大社 御朱印
伏見稲荷大社の御朱印は、本殿に向かって左手の社務所で頂けます。
また、おもかる石のある「奥社奉拝所」や稲荷山山頂付近の「御膳谷奉拝所」にも御朱印がありますが、いずれも現地で頂く形です。
授与される時間はいずれも、AM9:00~PM3:30頃まで。
混雑する時期は、待ち時間が20分以上に及ぶことも。
初穂料は300円。
伏見稲荷大社 おみくじ
伏見稲荷大社のおみくじには「凶」がありません。
「向大吉」(むかうだいきち)や「大大吉」、「凶後吉」という変わったものもあります。
脳科学でも証明される「ポジティブ」こそ、運気上昇の真髄なのかもしれません。
伏見稲荷大社 にしむら停と不思議な逸話
稲荷山山頂に至る道は途中、二手に分かれていますが、ちょうどその分岐点となる四ツ辻(上記マップ参照)には、俳優の西村和彦さんの生家「にしむら停」があります。
創業は何と江戸時代末期。
150年の歴史を誇る茶屋で、眼下には京都の町を見下ろす大パノラマが広がっています。
急な階段を上った先にあるため、一息つくにはもってこいの場所にあり、参拝者のオアシス然とした雰囲気に包まれています。
昭和の風情を残すたたずまいにどこか安心感も覚えますが、西村和彦さんの分を含め、芸能人のサインなどは一切飾っていません。
とてもストイックな印象を受けましたが、店員さんは割と気さくで、休憩がてら少し雑談をしていると、とても興味深い話を聞くことができました。
いわく「時折、こだま池付近で神隠しにあう人が出る」のだとか。
店員さんの話によると「参拝者の方が複数人で歩いていると、まれに突然一人だけいなくなることがある」といいます。
もちろん、単に「はぐれただけ」ではありません。
唐突に、パッと相手の姿が消えるそうです。
いわば、「さっきまで」ではなく、いま隣にいたはずの人が忽然と姿を消すイメージです。
そして、必ずと言っていいほど、境内の思いがけないところで再会するのだとか。
まさに、神隠しにあうがごとく…。
こだま池のそばには数百のほこらがひしめき合っています。
その一つひとつに実は異なる信仰があり、それぞれに崇敬者がいます。
つまり稲荷山は、伏見稲荷大社という一つの神社の枠にとどまらない霊場で、「八百万の神々が鎮まる特別な聖地」といえます。
夢のお告げなど、不思議な経緯で建てられたほこらも少なくありません。
こだま池が背後に控える神聖な空間で、突然、パートナーが姿を消すわけです。
先ほど、「拍手がこだます方向に探し人がいる」というこだま池の伝承をご紹介しましたが、今回の取材でようやく合点がいきました。
この場所に「失踪者探しのおまじない」が生まれるのは必然と言えるかもしれません。
奇しくも「(こだま池に面する)熊鷹社こそが伏見稲荷大社最強のパワースポット」と指摘する声は根強く残っています。
こうした話を総合すると、こだま池一帯は何か特別な力く聖域といえそうです。
伏見稲荷大社 御由緒
伏見稲荷大社の創建は平安京が築かれるよりも古く、711年とされます。
稲作で裕福だった秦伊呂具(はたのいろこぐ)という人が建てたといわれます。
秦伊呂具がお餅を的にして矢を射つと、お餅は白鳥に姿を変えたそうな。
白鳥は稲荷山に向かって飛んでいき、そこには稲が生えました。
これを受けて、建てたお社が伏見稲荷大社の原点と伝わります。
「イナリ」と呼ばれるのも、「稲がなった」というところからきています。
伏見稲荷大社名物 すずめの丸焼き
京都伏見稲荷大社の名物といえば「すずめの丸焼き」。
可愛い「小鳥の串」が所狭しと並ぶ姿に、かつては夢でうなされるほどのショックを受けました。
基本的には、11月中旬~2月中旬までの時期と決まっているようですが、お店の中から出してくれます。
すずめだけでなく、「うずら」も供されています。
すずめは600円、うずらは700円から。
五穀である稲を食べるすずめは、お百姓さんにとって、愛くるしい存在どころか、生活を脅かす天敵です。
そのすずめ退治を意識して「すずめの丸焼き」が生まれました。
「おかげさま」の意味を肌で知るうえでも、大切にすべき伝統なのかもしれません。
ほかにも、参道には縁日がずらりと並び、活気に満ちています。
「外国人観光客向け価格」になっていますが、雰囲気を楽しむだけでもワクワクします。
伏見稲荷大社 ご利益&基本情報
主祭神 | ご利益 |
宇迦之御魂大神 大宮能売大神 佐田彦大神 田中大神 四大神 ※稲荷大神は5柱の総称 | ・商売繁昌 ・産業興隆 ・家内安全 ・交通安全 ・芸能上達 ・万病平癒 ・学業成就 |
- 住所:京都府京都市伏見区深草藪之内町68
- 電話:075(641)7331
- 拝観料:無料
- 駐車場:無料(200台※混雑の可能性大)
- 閉門時間:なしおみくじ、お守り授与所:午前7時~午後6時(延長日あり)
伏見稲荷大社 駐車場&アクセス
伏見稲荷大社に続く道は一方通行で、とても混雑します。
マイカーでの参拝は避けた方が無難です。
特に休日は、駐車場に入るための渋滞も少なくありません。
近隣にコインパーキングもありますが、一方通行の一本道だけに、渋滞から抜け出せなくなる恐れがあります。
公共の交通機関を利用するか、近くの宿から早朝に参拝するのがおすすめです。
電車での行き方
・JR奈良線「稲荷駅」下車すぐ(京都駅から5分程度)
・京阪電鉄「伏見稲荷駅」下車、徒歩5分
車での行き方
・名神高速道路 京都南インター下車、約20分
・阪神高速道路 上鳥羽出口下車、約10分
市バスでの行き方
・南5系統「稲荷大社前」下車、徒歩7分
MAP
伏見稲荷大社ルポ まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は伏見稲荷大社をご紹介しました。
パワスポ編集局では京都最強のパワースポットや「関西の穴場パワースポット」の記事をまとめています。
ほかにも、「金運アップ」にまつわる神社とアイテムについても掲載しています。
まとめは以下の通りです。
- 伏見稲荷大社は「狐の神様」をお祭りする神社ではない
- 神社にまつわる属性説を気にする必要はない
- 千本鳥居やおもかる石、こだま池などみどころいっぱい
- 千本鳥居は「願いを通す」パワースポット
- 伏見稲荷大社は観光地としても素晴らしいが、混雑が玉に瑕
- 専用駐車場の利用は避けた方が無難
- 熊鷹社は伏見稲荷大社で最強のパワースポット
- 熊鷹社のそばにあるこだま池では時折神隠しに合う人が出る
- お山めぐりコースを含む所要時間は4時間
- 全国的に見ても珍しい狐の手水舎がある
- 狐の手水舎の御神水は飲用可能だが自己責任で
- 黒猫をみつけるとラッキー
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
さらに内容を充実させてまいりますので、どうか末永くご愛読ください。