いつもの景色をリセットし、新たな可能性を内に呼び込む「パワースポット巡り」。
非日常の空間に身を置いて、神仏に祈りを捧げたり、自然がもたらす癒しの効果を受け取ったり。
ときに最高の思い出なども届けてくれるパワースポットですが、出かけるにあたって、注意すべき落とし穴がいくつかあります。
そこにはまると、感激が半減してしまうことも…。
今回は、ドンくさい管理人のような失敗を犯さないために、パワースポット巡りに出かける際の3つの注意点についてまとめました。
Contents
パワースポット巡り注意点①事前のルール確認
強力なパワースポットに位置づけられる神社は、山の中にあったり、山のふもとに鎮座していたりするケースが結構あります。
とくに、「いにしえの聖地」の大半は、神社とセットで山の中にあります。
こうした本物の聖域は、もともと一般には開放されてこなかったところも少なくありません。
それだけに、足を運ぶ確かな価値があるといえるのですが、想像以上に険しい道を登ることもままあります。
そのため、入山に当たっては、さまざまなルールが設けられています。
- 1人での入山禁止
- クロックス禁止
- 幼児禁止etc…
また、当日の山のコンディション次第で、入山が認められないこともあります。
松尾大社の磐座、大神(おおみわ)神社の三輪山、磐船神社の岩窟巡り…。
あらかじめ参拝のルールと当日の状況を確認しておくのがベストです。
自然災害による影響も
また山中にある神社・仏閣は、台風シーズンになると、倒木の被害によって参拝できないことがよくあります。
実際、2018年9月4日に上陸した台風21号による被害の影響で、鞍馬寺が拝観できない状態が続いていました。
10月下旬にはケーブルカーが復旧し、本殿の参拝が可能になりましたが、台風の爪痕は深く、今年中の全復旧は困難な状況になっています。
ほかにも、大阪や京都の神社を中心に大きな被害が出ており、「いにしえからの聖地」にアクセスできない神社も多数あります。
お目当ての寺社がある場合は、拝観前にそのあたりの状況について、電話確認しておくことをおすすめします。
パワースポット巡り注意点②忌中の神社参拝
神道では、忌中(きちゅう)は原則として最長で50日間、参拝を見合わせねばならないルールになっています。
- 親・配偶者:50日
- 祖父母:30日
- 子供:20日
- 兄弟・姉妹:20日
- 叔父・叔母:20日
- 孫:10日
- いとこ・甥・姪:3日
忌中は故人をしのび、御霊を鎮める期間とされ、神事や結婚式、お祝いの席などに出向くのを控えるのが「習わし」です。
神社本庁によると、どうしても参拝しなければならない場合は、あらかじめ神社に相談し、お祓いを受けてから参拝すると良いそうです。
パワースポット巡りの注意点③履物について
パワースポットに位置づけられる神社仏閣は、大概、自然豊かなところに鎮座しています。
また、一段と聖地色が強まるほど、自然石を積み上げた急な階段を上ったり、足場の悪い河原を歩いたりと、参拝も修行さながらに。
そんなとき、重要になってくるのが「履物」です。
もともとサンダルのような履物で神社仏閣に行くのは「不敬」との考え方もありますが、自分の足を痛める可能性も無視できません。
正装が求められる昇殿参拝を除いて、パワースポットでの履物は「スニーカー」が鉄則です。
急な雨で滑りやすくなるリスクも軽減されます。
また、虫よけも必須アイテムといえます。
とくに刺されると激しいかゆみと腫れに襲われる「ブヨ」(ブユともいう)に効果のあるタイプが鉄板といえます。
パワースポット巡りの注意点 積雪
パワースポットのなかには、冬場になると路面凍結や積雪の恐れが出てくるポイントもあります。
とくに山深いエリアに鎮座するガチンコパワースポットへのアクセスには、事前の電話確認が欠かせません。
奈良の十津川村にある玉置神社などもその一つです。
スタッドレスタイヤやチェーンの準備は必須です。
地域の「道の駅」などで詳しい情報を教えてくれますので、電話で確認してからプランを固めるのがおすすめです。
パワースポット巡りの注意点 まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は、パワースポット巡りの注意点についてご紹介しました。
まとめは以下の通りです。
- 山の中にある神社に出向く際はルールやコンディションの事前確認を
- 忌中は一定期間原則として参拝してはならない決まりがある
- パワースポット巡りはスニーカーが鉄則
- 場所によっては路面状況を事前に確認しておく必要がある
最後までお読みいただき、ありがとうございました。