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京都神社【厄除け・厄払い】最強はここ!方除けも

大多数の人が経験則として知っている運気の浮き沈み。

その大きな要素として厄年という目安がありますが、いにしえより祈りの文化を咲かせてきた京都には、「厄除け・厄払い」に霊験あらたかな〝老舗の神社〟が点在しています。

ただ、「ビッグネーム」のあまりの多さに、「厄除け・厄払い」に強い神社を絞り切れない人も目立ちます。

京都で間違いのない厄除け神社はどこか――。

今回は、「厄除け・厄払い」にご利益のある京都の神社について、地元での支持の高さや実績、知名度などをもとに3つに厳選して紹介します。

Contents

【京都最強】厄除け・厄払い神社①石清水八幡宮

地元・京都で厄除け参りといえば、石清水八幡宮が「定番中の定番」ですが、そのレベルは全国屈指です

源氏をはじめとするときの権力者らは、天変地異や元寇などの国難に向き合うなかで、石清水八幡宮を参拝し、乗り越えてきたという歴史があります。

また歴代天皇が国家鎮護の祈りを捧げるために石清水八幡宮を訪ねるなど、皇室の崇敬が厚いのも特徴です

こうした実績を背景に「厄除け・厄払い」の神社として、石清水八幡宮は不動の地位を築きました。

男山山頂に鎮座するためか、特に男性からの人気が高いのも石清水八幡宮の特徴です。

本殿での祈祷後、男女に分かれて若宮社、若宮殿社にお参りするのが習わしになっています。

 

厄除けの祈祷料は1万円からと若干高めですが、「老舗」として妥当な水準ではないでしょうか。

受付はAM9:00~PM4:00。

本殿向かって右側の「祈祷受付所」で申し込むことができます。

予約はできません。

授与品として厄除け餅、御神水、厄除けの御札、御神饌などが頂けます。

 

  • 駐車場:有料・無料有
  • 所在地:京都府八幡市八幡高坊30
  • 電話:075(981)3001

 

石清水八幡宮の詳しい過去の記事はこちら

【京都最強】厄除け・厄払い神社②八坂神社

京都の八坂神社は、全国に約2300社ある八坂系列の総本社。

八坂神社は昔から厄災を鎮める神社として、信仰を集めてきました。

八坂神社が生んだ日本三大祭りのひとつ「祇園祭」も、疫病を含めた天変地異を鎮めるために始まったものです。

また、平安京から見た「青龍の方角」(東)を守護する一社としても知られます。

 

ポイントは、ヤマタノオロチを退治した「素戔嗚尊」(すさのおのみこと)という神様がお祭りされている点にあります

ヤマタノオロチは「災厄の象徴」であり、これを退治したという伝説は、災いを退ける力が強い素戔嗚尊のご神徳を物語っています。

 

  • 住所:京都市東山区祇園町北側625
  • 電話:075(561)6155
  • 駐車場:有料

 

八坂神社の詳しいパワースポット情報はこちら。



【京都最強】厄除け・厄払い神社③城南宮

城南宮は、大阪・堺の方違神社に並ぶ「方除け(ほうよけ)三社」の一社です。

方除けというのは、悪い方角の影響を取り除くもので、城南宮には、引っ越しや旅行など、悪い方角や家相への不安を解消するために、全国からの参拝者が訪ねてきます。

ローカルの神社にあって「全国区」というわけです。

城南宮で「方除の大社」としての信仰がはじまったのは、800年ぐらい前のこととなり、皇室の崇敬を受けるなかで、万人から「方除の大社」と仰がれるようになりました。

 

 

また方除け神社のご利益は、「九星」の大厄にも有効です。

九星というのは、古くから日本にある占星術の一種で、人を九つの宿命性に割り当てて、吉凶を判断するものです。

このなかで大厄に当たるのは「八方塞がり」という年

2020年は以下の年に生れた方が「八方塞がり」に該当します。(いずれも数え年)

大正10年(100)昭和5年(91)昭和14年(82)昭和23年(73)
昭和32年(64)昭和41年(55)昭和50年(46)昭和59年(37)
平成5年(28)平成14年(19)平成23年(10)令和2年(1)

上記の年に生まれた方で、最近何をやっても上手くいかない人は、ひょっとすると八方塞がりの影響かもしれません。

そんなモヤモヤを解消を解消するのにも、一度、ご祈祷を検討してみるのもありではないでしょうか。

なお、城南宮の祈祷料は祈祷を続けてもらう期間によって異なり、1週間の祈祷が最安で6000円となります。

受付はAM9:00~PM5:30。

予約はできません。

祈祷を受けた方は「御札」や「 太玉串」などが授与されます。

 

  • 住所:京都市伏見区中島鳥羽離宮町7
  • 電話:075(623)0846
  • 駐車場:無料

 

城南宮の詳しい情報はこちら。

 

厄除け神社 共通点は?服装に決まり?

厄除け・厄払いへの信仰が寄せられる神社の特徴とは何か。

一般的にはお正月から節分までの間に祈祷を受けるのがいいとされますが、受付は年中行われています。

本邦初公開、ここではそんなうんちくを含め、厄除け・厄払いにまつわる話題をざっとまとめました。

 

厄除け神社の特徴は

厄除け・厄払いに霊験のある神社の特徴は大きく2つあります。

  1. 鬼門封じ」などで都や城を守護する役割を期待された神社
  2. 素戔嗚尊」(すさのおのみこと)など厄災を払う神様を祭る神社

関東圏でみれば、江戸城を守護した「日枝神社」(千代田区)のイメージです。

また、「御神水」「霊水」の存在もポイントといえます。

たとえば石清水八幡宮は「石清水」、城南宮は「菊水若水」、八坂神社には「力水」があります。

 

この条件に照らしてみると、厄除け・厄払いに強い神社が高確率でヒットします。

その証拠に以前、京都の霊水を紹介しましたが、いずれの神社もこの条件に合致する「厄除け神社」ばかりです。

⇒「京都の御神水・霊水10選」の過去記事はこちら。

 

たとえば、学業成就のご利益をうたう宇治上神社もこの条件に当てはまるため、「厄除けパワースポット」とみて間違いありません。

少し調べてみましたが、応神天皇との兼ね合いもあり、地元では確かに「厄除けのご利益」が広く認知されています

 

また、逆にこの条件から「厄除け・厄払いをめぐる秘められた歴史」があぶり出されることもあります。

大阪天満宮」はその最たる例です。

 

いずれにしても、厄除けのご祈祷を受けるのは「氏神様のところが基本」という意見もありますが、自分にとって「納得のいく神社」というのも一つの正解ではないでしょうか。



七色のアイテム

厄除けには「七色」のものを用いる習わしがあります。

その理由は諸説あります。

  • 七福神を七色に見立てた
  • 空海が厄除けに身につけていた
  • 「8」(や)「9」(く)でない「7」の語呂合わせ

このほか、厄年の人に財布をプレゼントする習慣もありますが、こちらは特に根拠がないようです。

地域によって異なる厄年

前厄、本厄、後厄、廻り年(まわりどし)…。

このうち「廻り年」は自分の干支(十二支)の年のことで、男女共通の「小厄」に当たります。

実は中国や沖縄では、この廻り年に合わせて「厄除け・厄払い」を行う風習があります。

一定の周期で巡る厄も、実は地域によって時期や考え方が異なるわけです。

厄は「払う」のではなく「避ける」ものだとか、「蓄積した垢(あか)を落とすイメージ」だとか、その捉え方や清め方もさまざまです。

ただ、「運気が下がる前に先手を打つ」という点ではどれも同じで、気持ちをスカッとさせる意味でも「厄除け・厄払い」はおすすめできます。

服装について

ご祈祷を受けるとき、男性であればスーツにネクタイを着用するのが望ましいとされます。

少なくとも、Tシャツ、短パン、サンダルといった軽装はNGです。

厄年早見表

厄年は男女で異なります。

下記の早見表を参考にしてください。

数え年で表記しています。

数え年は生れた年を1歳として、新年を迎えるたびに1歳加える古い年齢の数え方です。

数え年の割り出し方は、誕生日を迎えた人が「満年齢プラス1歳」、まだの人が「満年齢プラス2歳」となります

 

男性

前厄本厄後厄
242526
414243
606162

(※数え年、太字は大厄)

女性

前厄本厄後厄
181920
323334
363738
606162

(※数え年、太字は大厄)

【京都最強】厄除け・厄払い神社 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は京都最強の厄除け神社を厳選して紹介しました。

まとめは以下の通りです。

  • 石清水八幡宮は実績の上でも全国屈指の厄除け神社
  • 素戔嗚尊を祭る京都の八坂神社も定評がある
  • 方除けは城南宮がおすすめ
  • 鬼門封じの役割と霊水のある神社は「浄化のパワースポット」

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

引き続き、ご愛読いただきますよう、よろしくお願いいたします。

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