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花の窟神社ルポ【パワースポット情報-三重】絶景の聖地 霊石のご利益,参拝方法は?御朱印も

投稿日:2018年6月30日 更新日:

御神体「花の窟」から渡される大綱。スピリチュアルな絶景に思わず見とれてしまう

花の窟神社(はなのいわやじんじゃ、三重県熊野市)は、「花の窟」と呼ばれる巨大な岸壁をご神体として祭るパワースポットです。

その高さは、何と約45m。

15階建てのマンションに匹敵するスケールで、国土と多くの神を生んだ女神・伊邪那美尊(いざなみのみこと)のお墓と伝わります。

御神体のてっぺんから境内入口付近の柱までの間には、170mの大綱が2本渡されていて、縄の旗が風に揺れる光景はまさに絶景です(写真上)。

また手水舎の脇には、ご神体の一部だったスピリチュアルな霊石があり、「膝痛が治った」「恋愛が成就した」など、数々のご利益が報告されています。

 

今回は、そんな日本神話のルーツ「花の窟神社」を訪ねました。

宮司さんの話をもとに、見どころや歴史、霊石にまつわる不思議なエピソード、御朱印、アクセス、駐車場情報などをまとめてご紹介します。

 

花の窟神社(花窟神社)とは

日本神話のルーツともいえる花の窟神社。祈りの原風景が広がる。三重最強のパワースポットの一つに入る聖地だ。

花の窟神社は、日本の一番古い歴史書「日本書紀」に登場する超一級の聖地で、「日本最古の神社」といわれています。

2004年に「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部として、世界遺産に登録されました。

 

その圧倒されるような景観は、「祈りの原風景」とでも表現すればいいのでしょうか。

花の窟に描く光景は、どこまでも雄大で、魂が揺さぶられるような懐かしさを漂わせています。

花の窟の名は、窟に季節の花を供えてお祭りしたことにちなみます。

 

国道46号を挟んだ対岸に「七里御浜」(しちりみはま)という日本一長い砂礫(されき)海岸があり、ここでもまた、美しい渚の風情がが楽しめます。

花の窟には、潮風や雨などの浸食作用によってできた無数の穴がありますが、昔は七里御浜で拾った白い石を投げ入れて願掛けする風習がありました

だたこの願掛け、残念ながらいまは「神様に失礼」との理由で禁止されています。

 

自然崇拝のスタイルで

一方、花の窟神社にお祭している神様は、女神・伊邪那美尊と、その子どもに当たる火の神「軻遇突智尊」(かぐつちのみこと)。

伊邪那美尊は花の窟に、軻遇突智尊の神霊はその対面にある巨石(磐座)に祭られています。

花の窟神社は古代の自然崇拝のスタイルをいまに伝えるパワースポット。参拝時間は自由

 

いずれも、信仰の原点ともいえる「自然崇拝」のスタイルでお祭りされているため、社殿はありません。

迫りくるような自然の威容に、神様の気配を感じ取る人も少なくないはずです。

宮司さんいわく「とくに決められた参拝順序や参拝方法などはない」とのことでしたので、一般的な形式でお参りするとよさそうです。

 

伊邪那美と軻遇突智

伊邪那美尊は火の神・軻遇突智尊を生むときに、その炎に身を焼かれてしまいます。

そして、壮絶な苦しみの中から、さらに6柱の神様を生み出し、力尽きてしまいます。

日本書紀では、伊邪那美尊の遺体について「紀伊国・熊野の有馬山に埋葬した」と書かれており、その場所こそが「花の窟」と伝わります。

花の窟は、神話の時代からの聖地に間違いありませんが、ここはもともと「お墓」の扱いで、「神社」に衣替えしたのは明治時代になります。

 

花の窟神社 見どころパワースポット

花の窟は、聖地を紹介する書籍に必ずと言っていいほど登場するメジャーなパワースポットですが、敷地自体はそんなに広くはありません。

参拝にかかる所要時間は、個々の祈りのスタイルにもよりますが、見どころは限られていますので、30分もあれば十分ではないでしょうか。

ただ、とても密度の濃い時間になるものと思われます。

 

御神体とお縄かけ神事

花の窟神社の見どころは、何といってもご神体の岸壁「花の窟」。

その絶景に、彩を添えているのが「大綱」と3つの「旗縄」です。

旗縄というのは、なわばしごのような形をしており、神域たらしめる存在としてプリミティブな魅力を放っています。

 

境内に掲示される説明書きによると、3つ旗縄は、それぞれ「太陽の神」(天照大神=あまてらすおおみかみ)、「月の神」(月読尊=つくよみのみこと)、「地上世界の神」(素戔嗚尊=すさのおのみこと)をあらわします。

 

また大綱は、7本の縄を束ねたもので、それぞれ「風」、「海」、「木」、「草」、「火」、「土」、「水」の神様を意味します。

具体的には、以下の7柱でしす。

  • 風の神:級長戸辺命(しなとべのみこと)
  • 海の神:少童命(わたつみのみこと)
  • 木の神:句句迺馳(くくのち)
  • 草の神:草野姫(かやのひめ)
  • 火の神:軻遇突智尊
  • 土の神:埴安神(はにやすのかみ)
  • 水の神:罔象女(みつなのめ)

いずれも伊邪那美尊によって生み出された神様ばかりで、毎年、2月2日と10月2日に、「お縄かけ神事」が行われます。

神事のときには、旗縄に季節の花を添え、扇も吊るされます。

その光景は、神聖さと味わい深さが一段と増しているに違いありません。

 

スピリチュアルな霊石 夢で神のお告げも

手水舎の脇に、ご神体「花の窟」から転がり落ちてきたといわれる丸い霊石がお祭りされています。

花の窟神社の初代宮司さんが、ここまで転がして運んできました。

宮司さんの話では、水をかけ、手を添えて念じると良いそうで、「身体の悪いところが治った」「加護が得られた」といった報告が多数寄せられています。

ソフトボール日本代表メンバーも、「玉」にちなんでこの霊石に厚い信仰を寄せており、お参りに合わせて力をチャージしていかれるそうです

 

何よりこの霊石、ここに安置されるまでの経緯として、とてもスピリチュアルな逸話が残されています。

九州に暮らすある親子の夢に「神様」が現れ、花の窟の御神体から生まれた霊石をお祭りするよう伝えたそうです。

神託を受けた親子は、はるばると九州から初代宮司さんのもとを訪ね、霊石の存在とその扱いについて伝えました

夢のお告げに従って神様をお祭りするケースはよくある話ですが、「親子同時」というのが面白いですね。

実際、地元の方にも霊石のご利益を聞いてみると、確かに凄い効果があるようです。

神を生んだ伊邪那美尊の神霊が宿る御神体だけに、この霊石に神が宿っていても不思議ではありません。

 

花の窟神社 御朱印

花の窟神社の御朱印です。

境内の社務所で頂けます。

近隣にあるゆかりの神社「産田神社」(うぶたじんじゃ)の御朱印も、こちらで頂けるようです。

 

 

花の窟神社 基本情報

御祭神 ご利益
伊邪那美尊

軻遇突智尊

・安産
・縁結び
・商売繁盛
・防火
・出世開運

■住所:三重県熊野市有馬町上地130

■電話:0597(89)0100(熊野市観光協会)

■無料駐車場:約30台

 

参拝時間

■境内自由

 

花の窟神社 駐車場&アクセス情報

花の窟屋神社には無料の駐車場があります。

国道42号に面した便利な立地で、収容台数も30台とゆとりがあります。

また、熊野市駅からバスで7分と電車でのアクセスもスムーズです。

 

電車でのアクセス

■JR熊野市駅~

新宮行きバス7分、「花の窟」下車。

 

車でのアクセス

熊野大泊IC下車、約10分

 

MAP

花の窟神社 まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、日本神話のルーツ「花の窟神社」を訪ねました。

まとめは以下の通りです。

 

  • 花の窟神社のご神体「花の窟」は絶景
  • 自然崇拝のスタイルを維持しており、主祭神・伊邪那美尊を祭る社殿がない
  • 岸壁から渡された大綱がプリミティブな祈りの場を演出している
  • 白い石を拾って御神体に投げ入れる願掛けは禁止されている
  • スピリチュアルな玉石にまつわるご利益の報告が後を絶たない

 

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

内容を充実させてまいりますので、引き続きご愛読の程、よろしくお願いいたします。

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元全国紙記者。2017年に独立。ライフワークの聖地巡礼を兼ねて、ブログを始める。神社本庁総長や大僧正、大学教授など有識者への取材経験も豊富。編集者としてのキャリアは20年以上となる。

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